めまい

『体が動いている』と脳が勘違いして、めまいが起きている!
日本では、人口10万人あたりでは約15人~18人(約0.1~0.2%)がめまいで悩まされていると言われています。
めまいを訴える人の数は、厚生省の国民生活基礎調査によると、約240万人にのぼっています。
こんな経験をしたことはありませんか?
□グルグル目が回って立っていられない。
□地に足がついていない感じでまっすぐ歩けない。
□立ち上がると、クラっとする。
□寝ていても目がグルグル回って気持ち悪い。
□ひどくなると強い吐き気や頭痛も併発する。
このように、めまいは日常生活に支障が出てしまうくらい重たい病気の1つです。いつ再発するのかと常に不安と戦っているのではないでしょうか?
めまいの正しい知識と対策法を身につけて、快適な毎日を手に入れましょう!
一般的なめまいに対する治療法
一般的な治療法として、内耳の余分な水分を減らす利尿薬、神経の炎症を抑えるステロイド、抗不安薬などのお薬が処方されます。
しかし、一時的な症状は緩和されても、根本的な改善には至りません。
めまいの原因は、内耳の問題と診断されることが多いですが、ストレス・精神的な不安・生活習慣の乱れ・天候や環境の変化などといった外的要因も考えられます。
一般的にそれらの外的要因を見直し、改善することがめまいの対処法とされています。
しかし、考えてみてください。
もし外的要因がめまいの原因だとしたら、なぜめまいになる人とならない人がいるのでしょうか?
ここで重要なことは、めまいの予防策として外的要因に意識を向けるのではなく、身体の内に意識を向けることです。
そもそもめまいは、身体の内からのシグナルなのです。
身体のバランスが乱れていることを教えてくれているわけです。
カイロプラクティックでは、体の内に問題の根本原因が存在していると考え、めまいに対してアプローチしています。
カイロプラクティックのアプローチ
特に注目したいのが『平衡感覚』です。
平衡感覚において重要なのが三半規管です。
三半規管の中はリンパ液で満たされていて、身体の動きにあわせたリンパ液の流れから身体の位置情報を把握しています。
人が動くと、このリンパ液は一緒に動き、身体がどの方向に動いたか三半規管の神経が察知します。
しかし、平衡バランスのしくみのどこかに障害が生じたとき、めまいが起こると考えられます。
特に頸椎のゆがみによって自律神経がが乱れると、交感神経と副交感神経のスイッチのオンとオフがうまくできなくなります。
それにより、三半規管のリンパ液が必要以上に生産されてたり、吸収が必要以上に阻害され、リンパ液が増加し、むくんでいる状態になります。
その結果、身体が動いていないのにリンパ液が動いてしまい、『体が動いている』と勘違いし、めまいのような症状が現れます。
また、視覚からの位置情報や筋肉や関節で感じる感覚などの情報が背骨のゆがみによる神経圧迫によって、うまく脳に伝わらないこともめまいの原因に繋がります。
身体で感じている感覚と脳で感じている感覚の不一致によって脳が混乱している状態になります。その結果、めまいのような症状が現れます。
カイロプラクティックケアによって、めまいの根本原因を取り除き、快適な毎日を手に入れましょう。