肝臓と漬物石

肝心なときにっていう言葉がありますよね?

肝腎とも書きます。

大切なという意味だそうですが心臓を差し置いて、肝臓が先にきてます。

では肝臓はどれほどエライのか。

臓器のなかで一番重い肝臓(約1.3キログラム)が

腹控の一番上に乗っているのは、なぜだと

思いますか?


それは、なんと漬物石の役割を果たすためです。

小腸と大腸は筋肉で出来ています。

この筋肉が乳絞りのように収縮して、
便を肛門まで送っているのですが、

大腸筋の筋力って弱いんです。

押し出す力が足りないんです。

そこで登場するのが肝臓。

肝臓の重みを利用して、呼吸により
横隔膜が上下するたびに腸に圧力をかけて、
便を送る動きを助けているわけです。

この話を聞いたとき『やっぱり人体って凄い!』
と感動しました。

 

人間学は一生かけて勉強するにふさわしい学問です。

 

 

 

 

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