10代・20代は膨大な数の本を読みました。
年間200冊くらい。
そのキッカケとなった本が松本人志の
『遺書』という本でした。
当時200万部以上売れた大ベストセラー。
私が読んだのは発売直後の高校1年生。
この本を読んで、プロの考え方とは、こんなにも
凄いのかと衝撃を受けました。
本のなかで山口百恵の逸話が紹介されています。
その昔、オオアリクイをバラエティー番組で紹介するコーナーがあったそうです。
その番組中、オオアリクイがステージで
おしっこをしてしまった。
スタッフが一生懸命ステージを拭いたのですが、オオアリクイのおしっこの臭いは鼻がひん曲がるほど強烈。
その後、歌のコーナーがあったのですが
『こんな臭いステージで歌えるか!』
と歌手が怒って次々と帰ってしまったそうです。
そんな中、山口百恵だけは強烈な臭いの残るステージで顔色一つ変えず自分の歌を歌いきったそうす。
強烈なアンモニア臭を吹き飛ばすくらいのプロ根性が、山口百恵にはあった。
と松本人志は評価しています。
なぜだかこの話が強く印象に残っています。
怒って帰ってしまった歌手と、歌いきった山口百恵。
これはプロとしての覚悟の違いなのでしょう。
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