吃音② 練習編

自分の吃音を克服するために、いろいろ本を読みました。

そのなかで役にたったのはこの2つ。



話す時に息を吐く。

言葉の始まりを強くアクセントする

この2つを意識しました。

 

の話す時に息を吐く。当り前のような気がしますが、これが出来てなかった。


前回のブログで書いたように、吃音の原因は現代医学でも解っていません。


でも自分がどもってしまう時は、息がちゃんと吐けてなくて言葉が発声できてない気がします。


人間は緊張すると呼吸が浅くなるので、吃音は、やはり心理的な要素が強いのかもしれません。




の言葉の始めを強くアクセントする。

これは

『はい。おでんわありがとうございます。さかもとせいたいいんです。』



『(は)い。(お)でんわ(あ)りがとう(ご)ざいます。(さ)かもと(せ)いたいいんです。』


と( )のなかを強くアクセントします。

 

 

すると滑舌良くなり、聴きとりやすくなります。

それと早口にならないので、丁寧に聞こえる。


これを実行するには( )のところでやはり強く息を吐いて声をだす必要があります。

この2つを意識して、ひたすら練習しました。


お店の空き時間。

一人で車に乗っている時。


ひたすらやります。


一人でやるとアナウンサーのように話せていても、いざ電話が鳴ると


『はい、お・お、おでおで・・・』


となるのが吃音。


でも高い壁だけに乗り越えがいがあります。


ひたすら練習・・・。

 

 

 

 

 

吃音を克服した人は歴史上でもいます。


『英国王のスピーチ』


という映画にもなったイギリスの善良王ジョージ6世。


彼は吃音を克服し、スピーチで民衆の心を一つにまとめ、大戦を乗り切りました。



田中角栄が


『あー。えー。』


と言っていたのは吃音の名残だという逸話があります。


これも、どもらないように


『あー。えー。』


という角栄独特の発声術になったのでしょう。

 

 

偉人でさえ、人に言えない努力をしてきたのです。

 

 

 

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