特命密着24時だっけ?
警察官の1日を密着追跡する番組ありますよね。
それを見ていて、えらく印象に残ったシーンがあります。
ある東北の交番での出来事。
夜中に酒に酔って、大声で叫んで暴れていた男を、若い警官が交番に連れて来た。
交番でも男は叫んで暴れる。
若い警官が取り押さえ、何があったのか聞こうとするが、余計に暴れる。
そこへ、ベテラン警官が来て
『寒いから(これを着なさい)』
と夜勤用のジャンパーを男に手渡した。
すると男は潮が引くように大人しくなった。
そして、なぜ騒いでいたのかを、泣きながら語りだした。
渋い。
渋すぎる。
私もこのベテラン警官のような人間になりたい。
相手を力で押さえつけるわけでなく、説得するわけでもない。
もちろん心理誘導でもない。
どんな相手であれ、いったん優しく包んで受け入れてしまう。
つもる話はそれからだ。
きっと男は、人から大切にされなかった。
だから、『寒いからジャンパーを着なさい。』 と言ってくれた
些細な優しさに心を開いたのでしょう。
人は理屈ではない。
目の前の人間を、どれだけ想うか。
それによって、かける言葉や行動が決まる。
そして通じあえる。
そこには 『他者を受け入れる』 という根底思想がある。
いくら上手い言葉を言っても、本心でなければ相手には解る。
人間はそれほど愚かではない。
逆にどれだけ些細な言葉でも、思いやりは伝わる。
『他者を受け入れる』
私の2013年の課題です。
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