テレビの番組で、全盲で絵描きをしている人がアメリカにいるのを知った。
彼には驚きの能力がある。
それは手の感覚と記憶力。
30歳で眼が見えなくなって、彼は手を目の代わりにしたという。
人を描くとき、手で顔を触り正確に記憶する。
そしてキャンバスに描いていく。
驚いたのはここから。
どうやって色の識別をするか?
それは絵の具を手で触り、感触の違いで識別する。
白の絵の具はザラザラしている。
青は少しネバネバしている。
といった具合に。
この組み合わせで、白に近いグレーとか、赤の強い紫とか作りだし、キャンバスに塗っていく。
この方法で、なんと1000種類ほどの色を識別する。
人間は目が見えなくなると、耳や手の能力が上がりそれを補うらしい。
私は幸い目が見える。
でも訓練次第で、彼のような手の感覚をもつのも可能なはず。
整体師は微妙な関節のズレや、わずかな筋肉の緊張を指で調べる。
それが細かく解れば解るほど、良い施術ができます。
この番組を見て、なんだか勇気が湧いてきました。
人間はそこまで出来る!
私にも出来る!
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