カップヌードルをぶっ潰せ!

『カップヌードルをぶっつぶせ』

 


これは日清食品のライバル会社の言葉ではありません。



1985年、日清食品の新社長となった安藤宏基氏の、社長就任演説での言葉です。


創業者である父親は烈火のごとく怒ったそうです。



その当時の日清食品は、官僚主義がはびこり、革新的な新製品もでていなかった。


その原因はカップヌードルというトップブランドに依存する『甘えの構造』にあったそうです。



カップヌードルは、当時の日清食品の利益をほとんど稼いでいた。


このカップヌードルのブランドイメージを傷つけたり、シェアーを奪うような新製品を作るわけにいかない。


誰もがそう信じていたそうです。


そんな雰囲気のなか


『カップヌードルを超えるような画期的な商品の開発に取り組もう』


社員にそう呼びかようとしたら、勢いあまって

『カップヌードルをぶっつぶせ!』

と叫んでしまったそうです。



カップヌードルを守ろうとするほど弱くなる。


競争にさらすほど強くなる。


他社に食われるくらいなら自社で食え。


という発想です。



こんな大会社でもあぐらをかかず、革新を進めています。


 

 

 

現状に満足していたら衰退してしまいますからね。

 

 

 

『いま使っている武器を変える』

 

 

というのは非常に難しい問題です。

 

 

 

 

例えば、打率2割5分のバッターがいたとします。

 

 

打率3割を目指してバッティングフォームを変えれば、一次的に打率は落ちてしまうでしょう。

 

 

慣れないことをすると、そういうリスクもあります。

 

 

でも新しいバッティングフォームが完成したら、打率2割5分という壁を打ち破り、次のステージが見えてくるのです。

 

 

 

 

私の場合は、

 

『やっと自分のスタイルが確立したかな』

 

 

と思う頃に、また新しい技術を導入しアレンジしています。

 

 

 

 

 

まだまだ完成なはずがありません。

 

 

 

 

 

カップヌードルでさえ、毎年少しずつ味や容器を改良しているわけですから。

 

 

 

私の施術の完成は、もっと先で良い。

 

 

と考えています。

 

 

 

 

その代わり、めちゃんこ凄いものを完成させます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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