2歳の娘にとって、ヒーローといえばアンパンマン。
ヒーローというより、絶対神のように崇めている。
毎朝、車で保育園に連れて行く時は
『アンパン♪アンパン♪』
とCDをかけるようリクエストしてくる。
家に帰るとアンパンマンのジグソーパズル。
そして、眠る時は
『アンパン♪アンパン♪』
と歌をせがんでくる。
夜はアンパンマンの歌を、娘と踊りながら歌うのだ。
歌と踊りでアンパンマン様への忠誠を誓う。
ベッドの上で、飛び跳ねて踊る私と娘。
踊って疲れさせ、眠たくする作戦だ。
毎晩この作戦は失敗する。
先に私がバテるのだ。
バテて座り込むと、娘にグイグイ手を引っ張られ、立たされる。
稽古をつけられている力士のようだ。
娘が疲れた頃、やっと稽古が終了。
娘が眠るまで、抱っこしたままアンパンマン様を歌う。
少しずつ歌声を小さくしていき、フルコーラスで10~20曲歌い、ようやく娘は眠る。
嫁が寝かしつける時は、もっとシンプルで早い。
やはり私の作戦は裏目にでているようだ。
ある日の深夜。
3時半くらいだったと思う。
悪い夢を観たのか、暑かったのか、娘が突然起きて泣き出した。
抱っこしてあげると
『アンパンo(TωT ) アンパン( TωT)o』
でたッΣ(゚Д゚ノ)ノ
必殺。アンパンマン歌って攻撃。
娘の必殺技のなかで一番ダメージを喰らう。
なんせ体力を消耗する。
深夜にアンパンマンの歌を小声で歌った。
その日は持久戦となった。
アンパンマンの歌をやめると娘はすぐに泣きだす。
やっと寝付いた頃、スズメがチュンチュンと鳴いていた。
朝の5時だった。
眠い(ρ_-)ノ
ちなみに毎朝・毎夜アンパンマンを歌うと、嫌でもポジティブになります。
♪アンパンマンの歌詞♪
なにが君の幸せ
なにをして喜ぶ
わからないまま終わる
そんなのはイヤだ
忘れないで夢を
こぼさないで涙
だから君は飛ぶんだどこまでも
そうだ。
嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも
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