あるお店で買い物をしていました。
そのお店はレジが3台。
お会計の時は、レジA・レジB・レジCへと各レジにお客さんが並ぶ。
というスタイルではない。
1列に並び、空いたレジへお客さんが誘導され、順番にお会計をしていく。
というフォーク型スタイル。
前者はスーパーマーケット型。
後者はユニクロ型。
といえば解りやすいかな?
さて、私はレジに並んでいた。
よく見ると、一人のおじさんが『レジA』でお会計をしている人の後ろに、直接並んでいる。
おじさんに悪気はなく、並ぶ場所を間違えている様子。
もうすぐたらレジAがあきそうだ。
奇しくも、次のお会計は私の番だ。
『この場が穏便にすむのなら、おじさんが先に会計をしても良い。』
と私は思った。
おじさんはかなり怖そうな人なのだ(^^;
レジAのお会計が終わった。
おじさんはレジAに進み、商品をレジ台に置いた。
するとレジAの店員さんが勇敢な行動にでた。
『すいません。レジはあちらから並んでい頂く事になっているんですよ。』
とおじさんを列に誘導する。
『次の方どーぞ♪』
と私の方を向き、声をかけてきた。
一瞬
『先にドウゾ』
とおじさんに声をかけようとした。
が、やめた。
店員さんが勇気をだして、お店のルールを死守したのだ。
すげぇ。すげぇよ店員さん。( ゚∀゚)
その店員さんの勇気を無駄にしたくない。
仮に私がOKでも、私の後ろに並んでいる人は快く思わないかもしれない。
おじさんが私の方を睨んで、列の後ろにまわった。
怖ぇー。怖ぇーよおじさん。(;><)
もし店員さんが、おじさんを先に会計したとして・・・
万が一、私が店員さんに文句を言えば、悪いのは店員さんになる。
お店のルール通り並んでいる人が、後回しになってしまうからだ。
欲を言えば、間違えて並んでいるおじさんに、もう少し早く声をかけてあげたら。
とも思った。
しかし、それを差し引いても、あの店員さんから学ぶ事は多い。
私は予約制でお店を経営している。
予約に遅れて来た人がいたら、次の人を待たせてしまう場合がある。
なにがルールで、なにが融通か。
自分でハッキリとラインを引いておかねば。
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