さて、義父の実家に到着。
嫁の爺ちゃん婆ちゃんだから、娘からみると、ひい爺さんひい婆さんにあたる。
ひい爺さん・ひい婆さんが、おこづかい・果物・お菓子で娘を出迎えてくれた。
『バァバちゃん♪ブドウありがと~♪』
と言って、ひい爺さんとひい婆さんの頭を
『ヨシヨシ(*^-^)ノ(^^;)』
と娘が撫でていた。
若さとは恐れ多いものである。
相変わらず、ほたくりまわるドラ娘。
それでも、ひい爺さんとひい婆さんは、ニコニコと娘を見守ってくれた。
ひい爺さん・ひい婆さんは、娘の写真を見て毎朝拝むという。
うちの娘が産まれるまでは、嫁の写真に毎朝手を合わせていたらしい。
有り難い話である。
親に対する愛情より、子供への愛情の方が深いのが普通だ。
もちろん、孫が爺ちゃん婆ちゃんを思う気持ちより、
爺ちゃん婆ちゃんが孫を思う気持ちがの方が深い。
ひい爺さん・ひい婆さんともなると、さらに深いのだろう。
水のように、下へ下へと愛情は流れ、新しい世代へと注がれていく。
親にもらった愛情を子供へ注ぎ、
爺ちゃん婆ちゃんにもらった愛情は、
自分の孫へ返してゆく。
そうなっている。
生命連鎖のシステムは不思議で有り難い。
無条件で娘の幸せを願ってくれている人がいる。
その二人に、またドラ娘を逢わせに行こう。
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