ぎっくり腰は冷やした方がいいか。
温めた方がいいか。
これは長年、医療業界のなかでも意見がわかれていました。
現在でも割れています。
温め派の先生は、
『冷やすのは大昔のやり方』
『なにもしないより、温めた方が回復が早い。』
『湿布で腰痛は治らないじゃないか』
と主張しています。
冷やし派の先生は、
『温めるより冷やした方が回復が早い。』
というデータをだしています。
いつも思うのですが・・・
こういうやつって、みんな自分の主張に対して、都合の良いデータしかだしていない(ーー;)
つまり、データに客観性がない。
さて、私の意見です。
ぎっくり腰になったら、まず冷やす。
炎症を抑えるのが最優先。
冷湿布ではなく、アイスノンなどで冷やすのが好ましい。
3~4日冷やせば、炎症がぬけてきて動けるようになる。
そうすれば、今度は温める。
温めるといっても40度くらいの低音で。
温めれば血液循環が良くなり、回復を促します。
冷やすのは炎症を抑えるため。
温めるのは循環を良くするため。
両方が必要なのです。
ただし、炎症に状態によって、冷却から保温への切り替えを見極めるのは一般の方には難しい。
さらに、一般家庭では、低音で保温するという方法はなかなか難しい。
だから、ギックリ腰の人がいたら
『3日間くらいはよく冷やしてね。』
とだけ言います。
間違えても、ぎっくり腰になってすぐ温めてはダメです。
これは、ぎっくり腰に限らず、寝違いも捻挫も打撲も同じです。
ちなみに、慢性的な肩こりや腰痛で、毎日冷湿布を貼っている人がいます。
冷湿布を貼ると、痛みを感じにくくなるかもしれません。
しかし、その場所が循環不足になるので、待てども暮らせど良くなりません。
ご注意ください。