先日の土曜・日曜は東京の勉強会に参加してきた。
日曜の午前中。
ヒマだったので、散髪に行ってきた。
床屋ではない。
美容院である。
お昼ご飯を食べようと、ブラブラ歩いていると
『カット2600円』
という手書きの黒板に目が止まったのだ。
『ムムッ(一一")』
これなら普段行く床屋(1000円)より割高であるが、お手頃ではないか。
早速店内へ。
受付のお姉さんによると、一番早いスタッフで10分待ちらしい。
OK (`・ω´・)ノ"
それくらいなら余裕で待てるぜベイべー。
受付のお姉さんがカタログをだしてきて、説明が始まった。
『当店はスタッフがランク制になっております。』
『基本料2600円プラス指名料が加算されます。』
なんと Σ(o゚ε゚´oノ)ノ
2600円ポッキリじゃねーの (=゚Д゚)ノ
東京は、ぼったくりバーが多いと聞くが、油断してはいけない。
油断してはいけないのだ。
お姉さんの説明は続く。
0円 当店の試験をクリアーしたスタッフ。
1000円 リピートの多いスタッフ。
1500円 リピートやご指名を数多く頂くスタッフ。
2000円 当店の看板スタッフ。
3000円 店長。
だそうだ。
私は勇気を振り絞りこう言った。
『ぢゃあ、0円のスタッフで。』
お姉さんも応戦する。
『あいにく今日は0円のスタッフは出勤しておりません。』
『10分後に案内できるのは、指名料1500円のスタッフです。』
な、なるほど。
『じゃあそれで』
おいおい坂本。
起きてんのか?
ボーっとしてたらカモにされるぞ。
ここは東京だぞっ!
アウェーだぞ。
油断すんな。
しっかりしろ。
私は自分を鼓舞した。
こうして10分後。
どうやら、このイケメンの兄ちゃんが、私の担当のようだ
。
イケメン『長さはどうしますか?』
坂本『後ろと横を短めで。』
と伝えると、iPadでそれらしい髪型のモデルを見せてくれた。
イケメン『これくらいですか?』
イケメン『もう少し短めだこれくらいですが』
すすす凄い。
テクノロジーがこんなところで活躍している。
しかも、頭の側面をほんの少しだけカットして
『これくらいでよろしいですか?』
『もう少し短くしますか?』
と何度も確認してくる。
いつも行く千円カットとは全然違う。
普段の床屋は、開始早々2秒でバリカンをいれる。
さらに2秒後には、頭の側面が肌色に変わる。
終わった後、手鏡を渡して
『どーですか?』
と聞いてくる。
どーですかぢゃねーよ。
切り過ぎだっつーの。
しかも後戻りできねーっつーの。
だから最初に聞けっつーの。
と思わず突っ込みを入れたくなるが、安いし早いからツイツイ行ってしまう。
さて、イケメンの兄ちゃんが私の頭を切り終えた。
なるほど。
いつもより3割増し男前になった。
イケメン『シャンプーは炭酸シャンプーにしますか?』
思わず
『ハイ』
と言ってしまいそうだったが、
坂本!油断すんな。
ちゃんと朝飯食ってきたのか。
ここは東京だぞ。
ポップコーンに1時間並ぶ街だぞ。
と天の声が聞こえてきた。
坂本『炭酸シャンプーちなんぜ?』
と、とっさに聞いてみた。
イケメンによると、頭皮の汚れをとり、スカッとするらしい。
坂本『それってオプション?』
イケメン『はい、1200円です。』
坂本『じゃあ普通のシャンプーで』
危ない
危ない
また追加料金をくらうとこであった。
ここは大都会東京。
高知とはシステムが違う。
きっと、西洋文化の名残がまだ残っているに違いない。
高知にはない、チップのような制度なのかもしれない。
最後にイケメンが、ワックスつけますか?
と聞いてきた。
さすがにワックスは無料であった。
イケメンのお兄ちゃんは、終始にこやかで好感が持てた。
ここなら、いきなり五分刈りにされる心配もない。
システムさえ分かれば怖くない。
またここで髪を切りに行くと思う。