先月、ヨメに内緒で念願のナーボスコープを購入した。
ナーボスコープとは、
分かりにくく言えば、脊椎神経圧迫測定器。
分かりやすく言えば、背骨のズレているところを探す器械だ。
器械のしくみをザックリ説明する。
①器械には感度の良いセンサーが2つある。
②そのセンサーを背骨の両脇にあてて、背骨の上から下までなぞっていく。
③背骨のズレているところがあれば、ウソ発見器のごとく針がピコンと動いて教えてくれるのだ。
この器械は温度変化で反応する。
だから、患者さんの肌に直接器械をあてる。
背骨の慢性的なズレは、血液の循環不足をつくりだし、その部分の体温が低下する。
逆に、ぎっくり腰などの急性的な痛みがあれば、炎症を起こしているので体温が上がる。
いずれにしても針は動くわけである。
このナーボスコープ。
東京の勉強会で出会い、一目ぼれした。
恋焦がれて、寝ても覚めてもナーボスコープのことを考えて購入に至った。
どうしても人間の手による触診は、先入観やクセがでてくる。
アメリカの優秀なカイロドクターを数人集めて、数百人にも及ぶ患者の触診のテストをしたところ、各ドクターの触診は一致しなかった・・・
というデータさえある。
それを、器械で調べたらほとんどが一致するのだ。
やはり、器械の客観性は大事なのだ。
アメリカ人は合理主義なので、ほとんどのカイロドクターが器械を使うらしい。
日本でも、優秀な先生ほど器械を導入している。
とはいえ、この器械を完全に使いこなすには慣れがいる。
もの凄く感度の良いセンサーなので、
①センサーを左右対称にあてる。
②背骨の凹凸に合わせて垂直にあてる
③背骨をなぞっていくスピードを一定にする。
こうしないと、正確には判定できない。
ナーボスコープで検査するときは、洗剤の詰め替えをする時のごとく集中する。
ナーボ 3年
触診 一生
という言葉があるくらいだ。
しかし、これでまた治療の精度がグンと上がった。
器械の判定と、自分の手の感覚。
この2つが一致したとき、自信をもって矯正ができるのだ。
坂本カイロプラクティックは、どんどんパワーアップしているのである。