クリスマス発表会を一週間前にひかえた夜。
3歳の長女と、寝る前に歌を一緒に練習した。
まず私が歌のお手本をみせた。
やっきいも♪ やっきいも♪ おならがプゥ~♪
と歌うと、
長女から、違うで~
と突っ込みがはいった。
やっきいも♪ やっきいも♪ おなかがグゥ~♪
ながで~
『お父さん間違えちゅうやんか~』
『も~(*`皿´*)ノ』
と寝る直前まで怒られた。
私は歌詞を適当に歌うクセがある。
治さねば、今後も怒られっぱなしになるだろう。
この日はとても練習どころではなくなった。
次の日の夜は、長女が
『お父さんなに食べたい?』
と聞いてきて、私はカレーと答えた。
おままごとが始まった。
『はい、カレーできたよ。』
と透明のカレーを渡してきたので、
『ありがとう』
とモグモグ食べていると、
『違うろ~ (*`皿´*)ノ 』
『ちゃんとスプーン使わんといかんろ~』
とまた怒られた。
言っておくが、消灯した寝室である。
ベッドで二人して横たわっているシチュエーションである。
『お父さんもカレー作って~』
というリクエストがきたので、嫌な予感がしながらも
『はい、カレーできたよ。』
と渡すと、
『違うろ~ (*`皿´*)ノ』
『カレーはちゃんとお皿にいれんといかんろ~』
『フ~フ~せんんと食べれんろ~』
とやはり怒られた。
人間の想像力には限界がないのだ。
長女にはカレーが見えているし、スプーンも見えている。
お皿があるかないかも、ちゃんと分かるのだ。
この日も、お歌の練習どころではなくなった。
結局、ほとんど練習できずに、クリスマス発表会当日をむかえた。
さっそく長女の出番だ。
長女は2列目に立って歌っている。
私とヨメは、いつも体育館の一番うしろの出入り口側に陣取る。
長女もそれを知っていて、私たちをすぐに見つけた。
ビデオ越しにみる長女は、終始こちらをみてニヤニヤ。
歌いながら前に立っている園児にわざと隠れたり、でてきたりを繰り返した。
後日談だが、長女は演奏会の本番で、私たちに向かって、かくれんぼをしていたよーだ。
ミ(ノ_ _)ノ=3 ドテッ!!
さて、気をとりなおして次の出番は演劇である。
畑で遊んだドロだらけの野菜たちが、お風呂にはいるのだ。
長女はほかの5人の園児と一緒に、大根さんに扮していた。
ナレーションで、
『大根さんが真っ白になったのは、なんでかな~?』
「お風呂にはいったき~\(^o^)/』
と長女だけ元気いっぱいに土佐弁で答えた。
ちなにみに人参は長湯して赤くなり、
ゴボウはお風呂で遊んでいて黒いまま。
というオチである。
この日は心配だった4ヶ月の次女も泣かずにお利口さんだった。
さて、クリスマス発表会が終わり、今年のイベントはクリスマスを残すのみ。
長女よ。
お父さんをねぎらっていれば、良いことがあるかもよ。
ニヤリ( *´艸`)