朝、高知市の住宅街で、ブレーメンの音楽隊のような連中をみかけたら、きっと私だろう。
いや、正確には私と娘2人である。
ブレーメンの音楽隊とは、
ロバの上に犬、その上にネコ、さらに上へニワトリが乗り、暗闇で泥棒を驚かす。
というグリム童話だ。
私の場合は、右手に4歳になりたての長女。
左手にもうすぐ1歳の次女を抱っこする。
娘2人に加え、2人の荷物、さらに布団やオムツ(76枚入り)を同時に抱る。
この状態で、駐車場から保育園へ突撃するのだ。
他の保護者にくすくす笑われている。
きっと、張り切りお父さんだと思われているに違いない。
実はちっとも張り切ってない。
長女はまだ同い年のお友達が抱っこされている時から、自分の足で歩くシッカリ者であった。
それが、次女が産まれてからというもの、
『抱っこ ヾ(゚∀゚ゞ)』
『抱っこ ヽ(≧▽≦)ノ』
と迫って来るようになったのだ。
お父さんを妹に獲られたくない、という女心が揺れているのか。
ヨメが次女のお世話をして、かまってもらえず淋しいのか。
ただ単に、妹と同じようにして欲しいだけなのか。
真夏までには、長女に歩いてもらおう。
汗だくになってしまう。