キキィちゃん

4歳の長女とお風呂にはいっているとき



父『クリスマスはなにが欲しい?』


と聞いてみた。



長女『なんでもいいよ。』


とおっしゃるから



父『じゃあバナナね。』


と言ったら



長女『違うがで~。プレゼントはおもちゃとかヌイグルミのことながで~。』


 

長女『またお父さんがサンタになるが?』





なんとΣ(・ω・ノ)ノ!




4歳にして長女は大人の事情を承知のようだ。



毎年私がサンタに変身するというサービス精神が裏目にでたか。



父『お父さんはサンタやないよ。』



長女『お父さんやか。ウソはいかんがで。』




なんとΣ(゚Д゚)



ウソはダメだ。



という私のしつけが、我が身を追い詰める結果になるとは。






私は話題を変えることにした。





父『プレゼントはキティちゃんがえい (・・?』



長女『うん。キキィちゃんがえい。』




長女は舌足らずで、キティのティがまだ発音できない。





私のおかんと同じだ。




PTAを、ぴーち―えーと言ふ。



Tシャツを、チーシャツと言ふ。




きっとこれが長女に隔世遺伝したのだ。







父『クリスマスの発表会はなにをするの?』



長女『うーんとねぇ。こびとのおつや 』



父『小人のお通夜?』



長女『うん。そう。』




ひどくシュールな演劇をするなぁ。



と思ってヨメに聞いたら、正しくは『小人の靴屋』だそうだ。




滑舌の悪さは隔世遺伝ではなく、私の遺伝なのだろう。