4月10日。
この日から東京での勉強会も、新年度となり第31期が開幕した。
私のようにリピート受講する人は数名で、定員30人のうちほとんどが新規の人である。
前回は、『教えてくれくれ (゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)』
だった私が、練習のときは教える立場になった。
朝の10時から夕方4時まで、テクニックの勉強会。
実はその後、4時半から2時間『カイロプラクティック哲学』の講義がある。
この講義は、カイロプラクティックにおける健康観や生命観を徹底的に掘り下げ考えるものだ。
私の最も好きな講義である。
しかし、これを受講すると飛行機の最終便に間に合わない。
1泊しなければならない。
でも受けたい。
でも間に合わない。
でも受けたい。
そこで、私がとった選択は・・・
1時間だけ受講して、途中で帰る。
先生には失礼な話だが、私にとってこれが最善の策であった。
先生は学長の息子さんで、私と同い年。
同い年ということもあってか、仲良くさせて頂いている。
私は講義のとき、必ず一番前の真ん中に座る。
必ずである。
そのせいか、講義中に先生が受講生へ質問を投げかけたとき、
『シーン (゜o゜) ポカン』
となったら、100%私に振ってくる。
100%である。
この哲学の講義でも
『では坂本さん、発表してください。』
となった。
『実はもう帰らなくてはいけない。』
とお伝えした。
講義の妨げにならないよう、途中でスーッと退席するはずが、みんなの前で帰ることを発表するはめになった。
すると先生は、講義を中断して事務室にいってゴソゴソ。
テープレコーダーを持ってきた。
『坂本さん、残りの講義を録音して送ります。』
と言ってくださったのだ。
この人はどこまでも本気なのだ。
こちらが本気なら、本気で応えてくれる。
この人は私が途中で退席することを、失礼な行為だとは思わなかった。
ギリギリまで。
せめて半分でも受けたい。
という熱意を前向きに受け取ってくれた。
やはり本気は伝わるのである。
結局、私は熱弁をふるった。
先生に『坂本さん時間!時間!』
と言われるまで、時間を忘れるほど暑苦しく語っていた。
ヤバい (゚ロ゚;ノ)ノ
ヤバい ε=(ノ゚д゚)ノ
と叫んで、私は一目散に会場をあとにした。
後日、パソコンに音声が届いていた。
ありがたや。ありがたや~
(人´∀`)アリガトネ♪