遊園地。
そこは胆力、財力、腕力、統括力、そしてユーモアや話術と、親父に必要な総合力が試される。
試練の場なのだ。
ゴールデンウィークともなれば人が列をなす。
列を待っている途中で、子供が泣きだす、寝るはもちろん、バブれる、鼻水が飛び出す、走りだす、暴れるのだ。
子供を叱ったり、なだめたり、追いかけたり、誤魔化したり、褒め殺したり、抱っこしたり、騙くらかして、なんとか一家を円滑にまわすのだ。
長女はジェットコースターをたいそう気に入った。
しかし、乗るには1時間くらい並ばねばならぬ。
そこで、私が並んでいる間に、長女とヨメとはトイレへ行ったり、アイスを買いに行って効率化をはかった。
これが一家を背負うということなのだ。
これが大黒柱たるゆえんなのだ。
ジェットコースターに乗ったあと、長女は言った。
『もっかい乗る~((o(´∀`)o))』
私は気絶するかと思った。
ォオ~!!(゚Д゚ノ)ノ
また1時間・・・並ぶのか。
子供の着替え、4人分のお茶、ビデオ、デジカメ、オムツなどがはいったリュックを背負い、さらに次女を抱っこして、1時間並ぶのか・・・。
もはや苦行の領域である。
そこで作戦を変更した。
次女は完全に寝入ってしまっていたので、ヨメとベンチで休憩することになった。
少し身軽になった。
さらに吉報が。
16時を過ぎると徐々に人が減ってきた。
列ができているジェットコースターは後回しにして、長女と2人走り回り、列の少ないアトラクションに乗りまくった。
17時を過ぎると人がかなり減った。
そこで愛しのジェットコースターへ走った。
ジェットコースターは1番前に座るのが1番楽しい。
おもちゃ王国のジェットコースターはシートが12組あって、長女は2回連続で1番前のシートに座れた。
天文学的な確率(144分の1)である。
結局ジェットコースターには2日間で5回乗って、1番前が2回、2番目が3回。
5回目に乗ったときは、閉館時間ギリギリで1番最後のジェットであった。
乗れただけでもラッキーである。
ジェットに乗りまくった長女はご満悦である。
とにかく、長女は目一杯遊んだ。
とにかく、次女は目一杯寝ていた。
くたくたになったが、最高に楽しい休日であった。
♪ヽ(*´∀`)ノ