大運動会 2016

今年もやってきました。運動会。

 

 

長女はかけっこで悲願の1着なるか。

 

 

 

2歳のときは、グランドを一周せず、大幅にコースをショートカットして1着だった。

 

 

3歳は男の子と走って2着。

 

 

4歳は終始アウトコースを走って2着。

 

 

 

さて5歳は・・・

 

 

 

 

 

 

うちの保育園のグランドは狭い。

 

 

だから、かけっこは最初の位置取りが重要である。

 

 

スタートで23位だと、もはや挽回できないのだ。

 

 

去年は4人走って、一番アウトコースからのスタートだった。

 

 

長女はコーナーもずっとアウトコースを走り、結局インコースを走った子には追いつけず2着。

 

 

 

 

 

 

 

運動会前日。

 

 

運動会で無敗を誇る私が、かけっこの帝王学を長女に伝えた。

 

 

絵本をグランドに見立て、キティちゃんの人形を4体並べて、いかにインコースが有利かを説明。

 

 

ただし、2歳の次女が乱入してきて途中で話が終わってしまった。

 

 

長女はアウトコースだと走る距離が長いというのを理解していないようだった。

 

 

 

 

その夜。

 

 

次女が寝てから作戦タイムを設けた。

 

 

ヨメが去年の映像を長女に見せて、昨年の敗因を説明していた。

 

 

私は、スタートしてすぐインコースをとるよう叩きこんだ。

 

 

長女はうんうんと頷いてはいたが、理解しているようには見えなかった。 

 

 

 

 

 

さて、運動会当日。

 

 

 

私は相変わらず朝の7時に並び、保育園の門が開く朝8時に陣取り合戦のダッシュをした。

 

 

開門と同時にダッシュして、自分が座りたい場所にシートを敷く。

 

 

もちろん早い者勝ち。

 

 

今年も親父同士の陣取り合戦を制して、ビデオを撮影しやすく、日影になる場所をゲット。

 

 

 

長女よ。

 

闘うとはこういうことだ。

 

 

 

『相手の未来をも奪うつもりで闘わないと、勝負は勝てない。』

 

と、卓球男子で銅を獲得した水谷選手が言っていた。

 

 

その通りだ。

 

 

残酷だが、4人走って1着をとれるのは一人だ。

 

 

長女に足りないのは闘争心だと思う。

 

 

 

 

 

さて、運動会のは着々と進行していった。

 

 

心配していた雨は降らず・・・

 

 

というか晴れすぎ。

 

 

最高気温30℃以上あった。

 

 

 

 

前日に38度の熱があった次女も、元気に踊っていた。

 

 

次女はかけっこでグランドをウロウロ歩いたあげく、先生に連れられてゴール。

 

 

次女は闘争とは程遠い。

 

 

癒し全開である。

 

 

 

 

 

 

 

運動会も終盤。

 

 

いよいよ長女のかけっこである。

 

 

長女がお友達と4人で手を繋いで並んでる。

 

 

この4人でかけっこするのだ。

 

 

どうやら今年も長女は一番アウトコースからのスタート。

 

 

スタートで一気にインコースへ行くしかない。

 

 

 

 

よーい、ピッ!

 

 

次々と園児達がはしる。

 

 

いよいよ長女の組だ。

 

 

 

 

よーい・・・

 

 

おっとっと!

 

 

長女がフライングをかました。

 

 

まだ笛が鳴ってないのに、勢い余って5歩くらい走ってる。

 

 

 

私はこれをみてイケる。

 

 

と思った。

 

 

長女がスタートで勝負をかけようとしているのか分かったから。

 

 

それと、去年まで見られなかった長女の闘争心を、このフライングで垣間見れた。

 

 

 

 

仕切りなおして。

 

 

よーい、ピッ!

 

 

長女が4レーンから勢い良く飛び出して先頭をとった。

 

 

よっしゃ‼ (*屮°∀°*)屮

 

 

そのままコーナーを独走。

 

 

最後の直線は、勝利を確信した長女が両手を水平に伸ばして走り、笑顔でゴールテープを切った。

 

ε=ε=ε=ε=ε=ヽ(*´∇`)ノ

 

 

 

 

圧勝であった。

 

 

快勝であった。

 

 

しびれるレースであった。

 

 

レースプラン通りであった。

 

 

まるで、オリンピックのマラソンのようなゴールシーンであった。

 

 

 

 

 

家に帰って、家族でビデオを何回も観た。

 

 

ゴールのとき、撮影していた私の

 

『よっしゃ〜 (*屮°∀°*)屮

 

と言う声もはいっていた。

 

 

長女も嬉しそうでビデオをニコニコして観ていた。

 

 

次女も参加賞として貰ったアンパンマンの金メダルを、誇らしげに私に見せてくれた。

 

 

 

 

オリンピックよりも興奮した。

 

 

ゴールタイムを計ったら8秒ジャストである。

 

 

早い。

 

 

距離はともかく、ボルトよりも早い。

 

 

親子の悲願達成。

 

 

 

エキサイティングな一日であった。