縦横無尽

先日、のいち動物公園へ行ってきた。

 

 

ちょうどその日は開演記念日だそうで無料だった。

 

ラッキー。

 

 

 

広場でご飯を食べ、ボチボチ動物たちを見に行こうとした時、バッタリ長女のお友達家族と出会った。

 

 

長女はお友達と一緒に動物園を回りたかったようだが、うちは2歳の次女がいる。

 

 

歩くペースが全然違う。

 

 

長女がお友達と走って次々と進むなか、次女はドングリ拾いに夢中。

 

 

全く噛み合わない。

 

 

 

長女の様子を見に行ったり、ヨメと次女のところまで戻ったりして走り回った。

 

 

私の活躍もあってか二人は迷子にならなかった。

 

 

 

いよいよ動物園も終盤というところで、トイレがあった。

 

 

お子ちゃま二人を私に託し、ヨメはトイレに行った。

 

 

 

 

ここで長女と次女が本領を発揮した。

 

 

私を翻弄するかのように、二人が一斉に走り出した。

 

 

長女が右へ走れば次女は左へ走る。

 

 

長女が時計周りに走れば、次女は反時計回りに走る。

 

 

 

 

かつて宮本武蔵は、二刀流で左右の木刀を縦横無尽に扱ったそうな。

 

 

そんなの避けれるはずがない。

 

 

 

ヨメがトイレに行っている間、キャッキャ言いながら二人の娘は縦横無尽に走った。

 

 

そんなの捕まえられる訳がない。

 

 

トムとジェリーのごとく、娘達は逃げ、私は追いかける。

 

 

次女を追いかければ、長女はニヤニヤしながらどこかに隠れる。

 

 

 

 

 

我が国の開国以来、こういうケースに備えた必勝の方法がある。

 

 

弱い方を先に仕留めた後、強い方をじっくり仕留めるのだ。

 

 

ドラゴンボールでも、北斗の拳でも、キン肉マンでも大体こんな感じになっている。

 

 

 

2歳の次女を一気に捕まえ、小脇に抱えた。

 

 

次女はビービー泣きながら、釣った魚のように手足をピチピチ動かして暴れた。

 

 

次女を抱えたまま、5歳の長女を捕まえる。

 

 

というところでヨメがトイレからでてきた。

 

 

 

助け船とはこのことである。

 

 

 

 

長女も2歳3歳の頃は、捕まえると釣った魚のようにピチピチと暴れていたなぁ。

 

 

とふと思い出した。

 

 

次女はあと1年はピチピチするなぁ。