大きな車

長女『お父さん、もっと大きい車がえい~』

 

 

これが長女の口癖であった。

 

 

 

リクエストにお答えして、昨年8人乗りの車を買った。

 

 

 

 

最初は

 

『お父しゃん、おっきいね~』

ヽ(≧▽≦)ノ"ワーイ

 

とはしゃいでいたが、もっと大きい車を見つけると

 

 

『お父しゃん、あの車が良かった~』

(_ _|||)

 

と、なんだが悲しそうだ。

 

 

『あれはバスぢゃねーか。』

 

 

と言っても納得しない。

 

 

長女は負けず嫌いなのだ。

 

 

 

 

 

もっと大きい車となれば、次はリムジンかハマーを買うしかない。

 

 

しかし、それに見合う駐車場はこの街にはない。

 

 

この街では暮らせなくなる。

 

 

 

 

ある日、家族でお出かけしていると長女が言った。

 

 

長女『お父さん、お父さん、あの車がえい。』

(((o(*゚▽゚*)o)))

 

 

長女が指差した車はコンクリートミキサー車であった。

 

 

なんと言うスケールの大きさ。

 

 

そして大陸的発想。(゚Д゚ノ)ノ

 

 

 

『あの車にしたら、もう保育園や遊園地には行けなくなるよ。』

 

 

と、さとしたが怒って聞かない。

٩(๑`н´๑)۶

 

 

 

いつか、長女にもわかる日が来るに違いない。