色鉛筆

 

 

長女のマイブーム。

 

 

折り紙にハマり、算数のドリル、平仮名のお稽古と移り変わっていった。

 

 

いま長女がハマっているのは、塗り絵だ。

 

 

3歳の次女も姉に影響を受けるらしく、塗り絵を始めた。

 

 

 

 

長女はひたすらプリキュアの塗り絵をしている。

 

 

12色の色鉛筆を見ると、長さがバラバラ。

 

 

大好きな赤とピンクはかなり短い。

 

 

そのなかでも一番短いのは・・・

 

 

 

 

肌色である。

 

 

肌色だけハードワークである。

 

 

肌色だけ早い段階で使えなくなった。

 

 

鉛筆削りに突っ込むと、持つところがなくて回せない。

 

 

 

 

仕方なく、プリキャアの有栖川ひまりちゃんと、琴爪ゆかりちゃんの顔をオレンジで塗ったようだ。

 

 

だが、しっくりこなかったようだ。

 

 

 

 

 

ある日、長女がなんとかして肌色を使おうとしていた。

 

 

肌色の芯を覆っている木を、爪でグリグリむしっていたのだ。

 

 

 

 

あくなき執念。

 

 

 

ほとばしる情熱。

 

 

 

執念というより、怨念すら感じる。

 

 

 

怨念というより、悲壮感がただよう。

 

 

 

 

 

親に隠れて、爪で鉛筆をむしる6歳児の姿は、鬼気迫るものを感じる。

 

 

 

 

 

 

長女よ。

 

 

我が家にだって、色鉛筆を買うくらいの財はある。

 

 

ここは父に任せとけい。

 

 

 

 

 

 

私はアマゾンで36色の色鉛筆を購入。

 

 

 

長女に渡すと、目を輝かせた。

 

 

 

長女『す、すご~い。( ´艸`)

 

 

長女『緑だけで123・・・・7個もある。』

 

 

 

私『ほんまや。』

 

 

 

まつばいろ。

 

 

ふかみどり。

 

 

ときわいろ。

 

 

なんどいろ。

 

 

みどり。

 

 

きみどり。

 

 

あおみどり。

 

 

 

 

なるほろ~。

 

 

 

こんなに沢山の色があるのですね~

 

 

父の時代とは色の数も違うのですね~ 

 

 

 

とにかく、これでまた塗り絵ブームの拍車がかかるのは間違いない。

 

 

 

 

また明日から、子供たちが嬉しそうに塗り絵をしているのを眺めるのが楽しみだ。

 

 

 

 

塗り絵に飽きた頃。

 

 

長女が、次は何に興味をもつのか楽しみだ。