『水曜は俺が晩御飯を作るぞ。』
と、威勢良く言ったのがもう7〜8年前。
私のレパートリーは3つ。
カレー。
焼きそば。
オムライスだ。
この3ローテーションしかない。
その間、3回新作を披露した。
大失敗した炒飯は、みんな無言で食べた。
照り焼きチキン丼は、私には向いてなかった。
親子丼は、あまり美味しく出来なかった。
さて、今回W杯開催を記念して、また新作にチャレンジした。
うまく、ローテーションの4つ目に入ってくれれば良いが。
スピードスケートの堀江学さんが言っていた。
『挑戦する者にだけチャンスがある。』
私が挑戦する姿を、子供たちに見せていきたい。
パスタの本を買ってきた。
ナポリタンに今回は挑戦した。
ナポリタンはナポリで生まれたわけではない。
ナポリタンは横浜で生まれたスパゲッチーだ。
ナポリタンになぜしたかって?
ナポリタンは簡単そうだったから。
パスタだったら、簡単に3つくらいレパートリーを増やせるという淡い希望もあったのだ。
ナポリタンが美味ければ、ミートやカルボナーラまで手を出してみようというビッグプロジェクトに発展する勢いだ。
ナポリタンは簡単。
マッシュルームとピーマン、玉ねぎを炒めてケチャップと麺を絡めるだけ。
味見をしてみた。
うーん。マーベラス。
新橋で食べた有名なナポリタンの店と同じ味だ。
カイロのお客さんにもお出しして、ナポリタン付きで5000円に値上げしようと思ったくらいだ。
7歳の長女は、私の顔色を伺いながら『美味しい美味しい』と食べた。
3歳の次女はマッシュルーム以外を美味しそうに食べた。
そして、仕事を終えた嫁さんが帰ってきた。
ナポリタンを、一口食べた。
私『どう?どう?』
嫁さん『・・・。』
私『美味しい?』
嫁さん『・・・。』
私『マズい?』
嫁さん『うーん。』
どうやら嫁さんもマッシュルームが苦手だったよーだ。
次はマッシュルームをしめじにしてみよう。
マッシュルームさえ克服すれば、ローテーションにはいるポテンシャルがナポリタンにはある。