世界最高レベルの予防歯科①

 

今まで娘たちを連れて行っていた小児歯科は、なんだか説明が曖昧だった。

 

 

例えばこうだ。

 

 

3歳の次女に虫歯があったのだが、

 

 

3歳だからまだ治療を怖がると思います。』

 

 

『一旦怖がるともう治療できなくなるので、お薬を塗って当分様子を見ましょう。』

 

 

うーん。

 

 

当分っていつまで?

 

 

虫歯を放置しといて進行しないの?

 

 

お薬はどれだけ効果があるの?

 

 

今の段階でなにか方法はないのか?

 

 

などなど、疑問が渦巻く。

 

 

 

 

そうこうしている間に、近所にデッカい歯医者ができた。

 

 

なんだか繁盛している。

 

 

2030台ある駐車場はいつもギッシリだ。

 

 

やはり商売人として、繁盛しているお店に行く。

 

 

というのは鉄の掟だ。

 

 

ケーキ屋さんでも、美容室でも、歯医者でも、居酒屋でも、繁盛店にいけば、なにかしらヒントがあるのだ。

 

 

 

 

 

さて、新しい歯医者にお子ちゃまたちを連れてきた。

 

 

結論から言うと、次女の虫歯はすぐ治った。

 

 

1回目は歯の治療道具で、水を出したり吸い込んだり見せて怖い道具だという警戒を解いた。

 

 

2回目でほぼ虫歯はなくなった。

 

 

3回目は着色汚れのお手入れをした。

 

 

あとはちょくちょくメンテナンスに通えばOKだ。

 

 

 

 

次女が治療ベッドに寝ると、天井に液晶テレビがあって、好きなアニメが見られる。

 

 

これがあれば終始お利口にして口を開けて寝ている。

 

 

治療が終わってもまだ粘って、トムとジェリーを見る。

 

 

次女はトムとジェリーを楽しみに歯医者へ通うのだ。

 

 

 

 

 

 

前の歯医者のままなら、まだ虫歯を放置したままだったのだ。

 

 

3歳だと怖がるから治療できない。』

 

 

そこから、前の歯医者は何一つとして策がなかったのが寂しかった。

 

 

 

 

 

もし次女が歯を削る器具を怖がるなら、歯ブラシ型の磨くだけのやつで試してみるとか。

 

 

本当に次女が怖がるかだけでも、試してみてほしかった。

 

 

今となっては、そういう不満の積み重ねで新しい歯医者に変えてよかったのだが・・・。

 

 

 

 

こんなとき自分の仕事に置き換えて考える。

 

 

自分は無理だと決めつけて、思考を停止していないか。

 

 

ちょっとした工夫や発想の転換で、出来るんじゃないか。

 

 

 

 

そのちょっとした工夫や気配りで、お客さんは感動したりガッカリするのだ。

 

 

やはり繁盛店に来ると、学ぶことが多い。