発表会 2018

 

 

保育園のクリスマス発表会の2日前。

 

 

お風呂で4歳の次女に

 

『発表会はどんなんやるが?お父ちゃんに教えて。』

 

 

と言ったらもう後戻りできない。

 

 

 

 

次女はお風呂で、

 

 

舞踊劇うりこひめとあまんじゃく』

 

 

をフルコーラスで披露してくれた。

 

 

 

 

一人で全役、

 

 

セリフも振り付けも

 

 

ナレーションも含めて

 

 

ノーカットフルヴァージョンである。

 

 

 

私はお風呂でのぼせるところであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

発表会当日。

 

 

これまで数々の爪痕を残してきた次女。

 

 

ピアノ伴奏中も一人で歌い切り、会場中を失笑させた経歴もある。

 

 

今回も、歌は相変わらず体を揺らしながら元気に歌っていた。

 

 

 

 

続いて合奏、小さな世界。

 

 

ビデオを撮りながら次女を探すが見当たらない。

 

 

私『どこ?どこ?』

 

 

嫁さん『真ん中!真ん中!』

 

 

私はビデオ越しに、ひな壇に並んでいる子供たちの中から次女を探していたが、次女はそこにはいなかった。

 

 

次女は舞台の真ん中にいたのだ。

 

 

一番目立つところに、1人立って演奏していた。

 

 

まるで次女のひとり舞台である。

 

 

 

『シンバル次女と愉快な仲間たち』

 

 

と言っても過言ではない立ち位置だ。

 

 

 

 

次女はシンバルだ。

 

 

我々に手を振りながらも、リズミカルに適格にシンバルを叩く次女。

 

 

スゲェ。

 

 

スゲェぞ次女。

 

 

いつの間にこんな技能を習得したのだ次女よ。

 

 

 

 

 

 

さて、いよいよ舞踊劇。

 

 

『はらりとバッタンうりこヒメ~』

 

 

『はらりとバッタンうりこヒメ~』

 

 

でおなじみ、演目は『うりこひめとあまんじゃくだ。』

 

 

売り子姫?

 

 

瓜子姫?

 

 

うり坊の子?

 

 

その辺は私も定かではない。

 

 

 

 

緊張からかセリフを飛ばす子もいるなか、次女はお婆さん役を熱演した。

 

 

次女はなんせ、ひとりで全役できるのだ。

(ナレーション付き)

 

 

1のお姉ちゃんが宿題で国語の本読みをするが、それを余すことなく暗唱している次女。

 

 

あの記憶力と、華のある演技力。

 

 

そして他を圧倒する声量。

 

 

将来は女優になるに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方、家に帰るとちょうど発表会のビデオを見ていた。

 

 

 

『お父さんも見たい?』

 

 

『初めから見せちゃおか?』

 

 

次女は鼻高々に自分の活躍をお披露目してくれたのであった。

 

 

 

 

 

シンバルを演奏しているビデオをよくみたら、次女が口元でなにやら口ずさんでいる。

 

 

『じょお♪ずに♪できた♪』

 

 

と次女は歌っている。

 

 

 

 

それに合わせて

 

 

じょお『チン♪』

 

ずに『チン♪』

 

できた『チン♪』

 

 

 

じょお『チン♪』

 

ずに『チン♪』

 

できました『チチチチーン♪』

 

 

とシンバルを叩いているだけだ。

 

 

 

 

それ以外は、指揮をしている先生の指の数に合わせて

 

 

いっかい『チン♪』

 

 

にーかい『チン♪チン♪』

 

 

さーんかい『チン♪チン♪チン♪』

 

 

と口ずさみながら叩いている。

 

 

 

 

 

そういえば、次女に演奏の曲はなに?

 

 

と聞いたら

 

 

 

『じょうずに♪で♪き♪た♪』で〜

 

 

と言っていた。

 

 

 

 

次女は、自分の演奏している曲名を

 

『じょうずに♪で♪き♪た♪』

 

と信じて、一生懸命シンバルを叩いていたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

次女へ

 

 

発表会元気よくがんばりましたね。

 

 

上手にできました♪