バレンタインにちなんで、今回は私のモテ話を披露する。
今年は有り難いことに、お客さんからチョコを頂いた。
段ボール一杯とはいかなかったが、ティッシュの箱なら溢れるくらいだ。
頂いたチョコは嫁さんに献上して一緒に食べる。
チョコの袋を開けてみて
『好きです❤』
なんて手紙があれば、二人でひっくり返って吉本新喜劇のように手足をバタバタするのに。
今のところ幸か不幸か、そんなハプニングはない。
今回のモテ話はそんな淡いものではい。
なんと美女2人が私の左右の手を引っ張り、私を奪い合う。
漫画のようなお話だが偽りない事実だ。
長女も次女も、泣きながら私の腕を引っ張る。
長女は7歳。
『ドラえもんvsドラキュラ』というやつをみて、夜一人で寝られなくなった。
ドラキュラと言っても、最後はしずかちゃんのバイオリンの音でやられてしまう弱いやつだ。
長女『お父さん、夜ドラキュラが来たらどうしよう。』
私『・・・お父さんがやっつけちゃお。』
長女『お父さん、お化けが来たらどうしよう。』
私『・・・お父さんがやっつけちゃお。』
長女『お父さん、地震がきたら・・・』
私『・・・お父さんがやっつけちゃお。』
長女『お父さんが死んだら?』
私『お父さんがお化けになって出てきて、全部やっつけちゃお。』
難癖つけて夜中に自分の部屋を抜け出してきて、私の寝室のベッドに潜り込んでくる。
隣には4歳の次女が眠っててその横には嫁さんも寝ている。
シングル2つを合わせているから4人で寝るには狭い。
しかも、4人均等なスペースで寝ていない。
長女も次女も私のわきに潜り込んでくる。
そして、二人で私の腕を引っ張り奪い合うのだ。
嫁さんはいくぶんかスペースに余裕があるのか。
長女が潜り込んできたら、私の寝るスペースは30cmくらいしかない。
ある日。
夜中にリビングでお仕事をしていた。
長女が起きて2階から降りてきた。
寝室に行ったけど私がいなかったらしい。
怖くて寝れないそうだ。
仕方なく仕事をお開きにした。
仕方なく、長女のベッドで一緒に寝る事になった。
うむ。
こっちの方が普段より狭くない。
私のスペースが50cmはある。
快適だ。
その日の夜中。
次女の泣き声が聞こえてきた。
私がベッドに居なかったから泣いている。
飛び起きて次女のいる寝室へ行って寝る事にした。
そうすると、廊下から泣き声。
一人自分の部屋に置き去りにされた長女が、廊下で泣いている。
うーん。地獄だぜ d( ̄  ̄)
私も泣きたい気分だ。
今から3人で泣きながら寝よう。
結局、長女も私のとなりで寝かすことにした。
嫁さんはいつも通り安眠している。
羨ましい。
結局この日も、長女と次女の狭間の30cmで寝た。
狭い。
チビッコにモテ過ぎである。
この狭さと不眠を、『楽しかったなぁ』と振り返る日がいつかくるのだろう。