2月23日。
40歳になった。
20歳のころに描いた40歳といえば・・・
ジャグジーを出た後は、ガウンを羽織って、ワイングラスの似合う男になっているはずだった。
だが現実といえば、風呂上がりはジャージを着て、子供と一緒に牛乳を飲む始末だ。
これでいいのだ。
家族ができて、私の豊かさの定義が変わった。
いつも家族が居てくれた。
誕生日の1週間前、嫁さんに
『誕生日、どこか食べに行く?』
と聞かれた。
ちょうど誕生日は土曜日。
帰りが少し遅くなっても大丈夫だ。
我が家がひいきにしている寿司屋 (スシ◯ー)に行くか、焼肉に行くか悩んだ。
塾考の末、家でみんなで手巻き寿司をすることをチョイスした。
それが一番楽しいと思ったからだ。
ここだけの話にして欲しいが、私は手巻き寿司が大好きだ。
買ってきた手巻き寿司ではなく、家で自分で海苔を巻くやつだ。
案の定、強欲な長女が口に頬張り過ぎて叱られ、ネタを姉妹で取り合いしては叱られる。
これぐらいの方が家族団欒という気がして楽しい。
ケーキも子供達がローソクの取り合いをして喧嘩をした。
30歳の時は、嫁さんがケーキにローソクを30本立てて、ケーキが燃えてしまった。
今回は40本ではなく、4本のローソクを用意していた。
嫁さんも10年の歳月で着実に成長したのだ。
誕生日プレゼントは嫁さんに、ポーターのリュックを買って貰った。
バーキンやヴィトンの新作も検討したが、カバンと言えば私にとってはポーターだ。
ずっと内緒にしていたが、私はポーターのカバンが好きだ。
このリュックは、家族で公園や遊園地へ行った時に使うためのやつだ。
子供達のお茶と上着がちょうどはいるサイズだ。
デザインはシンプルかつややフォーマル。
通勤はもちろん、ちょっとしたパーティでも使用可能だ。
このリュックで子供と公園を走ろう。
このリュックでまた思い出を作ろう。