ゴールデンウィークで神戸行きの高速道路。
案の定、渋滞にはまった。
暇だったので、小学2年の長女に九九を教えた。
元々3の段までは覚えていたので、4の段から問題をだした。
まずは4×1から4×5までの問題を繰り返して徹底的にやった。
すぐに覚えた。
次は4×6から4×9まで。
またすぐに覚えた。
この要領で次々と5の段と6の段も覚えた。
次はいよいよ私も苦戦する7の段。
『しちいちがしち。』
『しちにじゅうし。』
『しちさんにじゅういち。』
『しちしじゅうはち。』
『しちごさんじゅうご。』
『しちろく・・・。』
『ゴホッゴホッ。((( +д+)o=3=3』
『はぁはぁ。苦しい。息が止まりよった。』
『えーと、しちろくしじゅうに。』
覚えてないところにくると、長女は突然息苦しくなる演技をして、時間を稼いで誤魔化す。
天才のなせる技である。
難問の7の段を、わずか20分で覚えてしまった。
小2の長女が渋滞中に九九を全部覚えてしまった。
この集中力。
今の私にあるだろうか。
いや、ない。
子供たちが歌ってて大好きになったパプリカの歌。
子供に何回教えてもらっても私は歌詞が覚えられない。
長女より明らかに覚えが悪い。
年の差ではない。
集中力の差だ。
私の最大のライバルは小2の長女だ。
姫路セントラルパークに到着。
フリーフォール(高所から落下するやつ)で天高く昇っているとき。
長女と九九を念仏のように唱えた。
いついかなる時でも平常心で九九を言えるトレーニングだ。
ジェットコースターに乗ってグルグル回転しているとき。
長女に九九の問題をだした。
いついかなる時でも平常心で九九を言えるトレーニングだ。
長女はすべて答えて正解した。
末恐ろしい集中力だ。
私の経験上、ダラダラ勉強しても全く頭にはいらない。
なにかを覚えるときは、時間を決めてやった方が良い。
10分とか短く時間を決めて『エイッ』と気合で覚える。
集中力とはすなわち気合である。