バタンキュー

 

8月某日。

 

 

私は小学2年の長女と、5歳になったばかりの次女を連れてサンピアのプールへ行った。

 

 

ヨメさんは風邪気味で自宅待機だ。

 

 

 

サンピアに到着。

 

 

 

 

 

 

ビックリするほど混雑していたが、姉妹はこの世の終わりのように楽しんだ。

 

 

プールでちゃぷちゃぷ。

 

 

浮き輪でぷかぷか。

 

 

滑り台をビューン。

 

 

子供たちが滑り台を楽しむ間に、私はもう一段高い滑り台をたしなんだ。

 

 

滑り台の上まで行くと風が強く、体が冷える。

 

 

真夏なのに寒い。

 

 

 

 

 

滑り台の後はプールで泳ぎまくった。

 

 

水中から体をだすと体が冷える。

 

 

 

 

 

ラッシュガードを買うお金をケチって、スポーツTシャツを着て泳いでいた私。

 

 

そのシャツが陸に上がると、ひどく冷たく感じる。

 

 

 

 

 

なんだか体が重い。

 

 

頭痛がしてきた。

 

 

悪寒もしてきた。

 

 

もはや気のせいではない。

 

 

完全に風邪だ。

 

 

今日は早めに切り上げよう。

 

 

 

 

 

長女がふざけて、浮き輪で私の頭を叩いてきた。

 

 

浮き輪ではなく、ハンマーで殴られたくらい頭が痛かった。

 

 

 

普段ならおどけてみせるが、この日ばかりは

 

 

『やめなさい。( 一一)

 

 

と私は真顔で言った。

 

 

 

 

長女は

 

『ご・・・ごめんさい。(´'-'`)

 

と謝った。

 

 

もはや、一刻の猶予もない。

 

 

 

 

 

サンピアを後にしたのが昼過ぎ。

 

 

子供たちは当然腹を空かしている。

 

 

私は一刻も早く家路に着きたかった。

 

 

だが、子供達はどうしてもお子様ランチを喰わせろと言うのだ。

 

 

私は早くバタンキューしたかった。

ミ(ノ;_ _)ノ =3 

 

 

ちなみに、バタンキューという言葉は今では死語扱いのようで、昨今のナウいヤングは使わないのだとか。

 

 

令和で私が初めて使ったのであれば光栄である。

 

 

 

 

 

 

ビ◯クリドンキーへ行くと、ビックリするほど混雑していた。

 

 

次はコ◯スだ。

 

 

ここならなんとか待たずに注文できた。

 

 

私が注文したハンバーグも、子供達にあげてしまった。

 

 

もう一歩も動けない。

 

 

 

 

 

なんとか家路に着き、念願のバタンキュー。

 

 

それから夕方まで爆睡し、晩御飯を食べた後、再び朝まで爆睡した。

 

 

悪寒がひどかったので、真夏なのにジャンパーを着込んで寝た。

 

 

 

 

 

明日は仕事なのに。

 

 

朝から晩まで予約がみっちりなのに。

 

 

今は一歩も動けないのに。

 

 

明日は大丈夫なのか?

 

 

私は絶望感を抱いて寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日。

 

 

朝からなぜだか絶好調だ。

 

 

ドラゴンボールの悟空が、死にかけたあと復活するとパワーアップするが、そんな感じだ。

 

 

 

これにはちゃんと医学的根拠がある。

 

 

超回復というやつだ。

 

 

私の場合、数年ぶりに爆睡して細胞が活性化したのだ。

 

 

絶好調だった。

 

 

やはり睡眠は大事なんだな。

 

 

 

みなさん。

 

 

夏風邪には睡眠が一番。(*^^)v