キッザニア前夜

 

 

はるばる兵庫の甲子園までやってきた。

 

 

キッザニア甲子園に行くためだ。

 

 

子供達が、寿司屋やらピザ屋やら体験できるのがキッザニアだ。

 

 

 

 

 

 

早朝から並ばなくてはならないので、子供たちと夜9時半にホテルで眠った。

 

 

 

 

夜中12時。

 

 

便意と寒気で目が覚めた。

 

 

空調の温度は28度の弱。

 

 

これ以上温度は上がらない。

 

 

仕方なく空調を切った。

 

 

 

 

 

だが、夜中にみんなが暑くて目が覚めないか心配になった。

 

 

だが空調を付けっぱなしだと、朝方には全員が風邪を引いてるかもしれない。

 

 

キッザニアという決戦を前日に控え、私はナーバスなっているのか。

 

 

普段より早い時間に眠りについたせいか、眠気がとんでしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の脳裏には北の国からのイントロが流れていた。

 

 

『あーあー   ああああーあーあー』

 

 

『んーんーんんんんんー』

 

 

 

父さん。

 

 

僕は決して眠たくないわけではなく

 

 

ただ、人間は寝なければまずいと思えば、

 

 

よけいに眠れないわけで

 

 

 

 

明日は5時起きでキッザニアに並んで、

 

 

足が棒になるまで歩いた挙句、

 

 

また高知まで運転して帰るわけで

 

 

 

 

今日も4時間運転してきた挙句、

 

 

神戸のプールに5時間以上いたわけで

 

 

 

 

父さん、身体はクタクタなのに

 

 

眠れないわけで・・・

 

 

 

 

いま寝ておかないと、帰りの高速が心配なわけで

 

 

そもそも、朝5時に起られないかもしれないと思われ、

 

 

 

 

父さん、僕は決してメンタルが強い方ではないらしく、

 

 

心配になると眠れないほうであり・・・

 

 

 

 

 

こうして夜は更けていった。