『シャバにでる時はマスクが必須。』
なんだかナウシカのような世界になってしまった。
『もうあの楽しい毎日は戻ってこない。』
多くの欧米人はそう思っている。
という記事がネットにあった。
欧米でのコロナウィスル感染拡大は、みなさんの知るところである。
イギリスに在住して、結婚して子を持つ日本人女性Aさんの文章がネットで取り上げられていた。
イギリスではコロナウィルスを、どこか遠いアジアやイタリアの腫れ物だという見方をしていたのだとか。
イタリア行きの飛行機が格安だからと、イタリア旅行を満喫した人も数多くいたらしい。
それが2週間後には感染爆発を起こし、外出禁止令がでて、首相が非常事態宣言をだした。
その演説は
『政府はイギリス国民を守ります。』
というものではなかった。
『あなたの家族にも犠牲者がでる。』
『もう我々はあなた達を守れません。弱い人は死にます。』
とはっきり言ったそうだ。
演説を聞いて泣き崩れる国民もいたそうだ。
首相や保健相さらに皇太子までもが感染してしまったイギリス。
パニックになる気持ちもわかる。
アメリカやイタリアで活躍する日本人スポーツ選手は、日本がほとんど普通の生活をしているのでビックリしたそうだ。
よほど悲惨な光景を見て来たんだと思う。
我が国は思っていたよりタフだ。
総理大臣が感染したくらいで、日本国民は泣き崩れたりはしない。
今の生活がすっかりなくなって、北斗の拳のような世界になるなんて考えている日本人はほとんどいないだろう。
欧米のように個人主義でやってきたところは、個人のキャパを超えたときに孤立感が生まれ、パニックやもろさがでてしまう。
日本のように、総力戦で震災なんかを乗り越えてきた国はタフだなあと思う。
『日本という全体のなかに自分がいる。』
というどっしりとした安心感が日本人にはある。
だからパニックにはそうそうならない。
アメリカがボクシングジムなら、日本は空手道場だ。
ボクシングジムは個人個人がスペースを共有して練習する。
空手道場は、みんなでその道場の精神を共有して、みんなで看板を守るという集団意識がある。
空手道場の方が、良くも悪くも繋がりは強い。
トラブルが発生したら、全体で解決に向かう。
これが日本の強みだと思う。
みんな少しずつ我慢をしよう。
私も東京の勉強会は当面なくなった。
唯一の趣味であったスポーツジムも解約してしまった。
世界人口の半分以上の人に、外出禁止令がでているそうだ。
それと比べたら、勉強会やジムがなくなったなんて戯言である。
いま普通に仕事ができていることに、感謝しかない。
アパホテルは、軽症のコロナウィルス感染者の受け入れを表明した。
政府は、日本の製薬会社が開発したアビガンという新薬を、世界各国に無償で提供することを決定した。
私はやっぱり日本が大好きだ。