保育園最後の運動会。
早速次女の出番。
まずはかけっこだ。
うちの次女は一番サイドのアウトコース。
最も不利なポジションだ。
スタートダッシュでインコースをとる作戦だったが、なかなかとれない。
結局、終始アウトコースを走ってしまい3着でフィニッシュ。
武運悪く敗れてしまったが、不利な位置から必死で挽回しようとしている表情がみてとれた。
これだけ必死な次女の顔を見たのは初めてだ。
マイペースで闘争心の薄い子だと思っていたが、必死で走っていたのが嬉しかった。
次は障害物競走。
これもスタートで先行されてしまった。
しかし、最後の跳び箱を見事に決めて、逆転でゴールテープを切った。
よさこいソーランも誰よりも大きく動き、躍動感のある踊りを披露した。
今年はコロナで親子競技と保護者リレーがない。
やはり去年、保護者リレーのアンカーを走っておいて良かった。
私の走りがあまりに滑稽だったので、ビデオを見ながら子供達は笑い転げていたけれど。
さて、保育園生活最後の競技。
年長さんによるリレー。
年長さん36人を2チームに分けて争う。
次女はリレーの2走に選ばれた。
通常、駅伝では前半に、より速い走者を配置する。
しかし、1区は牽制して差が開きにくいので、2区にエースを持ってくる。
箱根駅伝では、華の2区と言われる由縁である。
その2区に次女は選ばれた。
最重要区間である。
1走は次女のチームがやや先行して、2走の次女にバトンが渡った。
次女はバトンを受け取り、グングン加速した。
さらに次女は、カーブでグルグル手を回し加速した。
カーブでグルグル手を回す子がいるというのは、都市伝説レベルの話だと思っていたが、わが娘がまさにそれであった。
右手をグルグル回すことで、左側に重心が加わり、あの狭いグランドのカーブを減速することなく走り切った。
かけっこでは封印していた必殺技をここで投入してきたのだ。
大役を果たし、次女は差を広げて第3走者にバトンを渡した。
そして、残りの16人目が次女の作った貯金を守り抜き、次女のチームが見事勝利した。
練習で1勝3敗だった相手に、見事勝利したのである。
保育園最後の運動会。
無事に開催できて良かった。