今年の箱根駅伝は接戦で面白かった。
アンカーで区間賞をとって、大逆転した駒沢大学の石川君。
彼の功績は末代まで語り継がれるだろう。
私が彼の立場なら、正月が来るたびに武勇伝を語るだろう。
それに対して、区間21人中20位で3分19秒差を逆転された創価大の小野寺君。
彼はトラウマになるほどの心の傷を負ったことだろう。
きっと前の日、小野寺君は寝られなかったと思う。
日本中が注目する箱根駅伝で、優勝争いをするチームのアンカー。
しかもチームは優勝候補ではなかったチーム。
きっと心臓の音がうるさくて寝られなかった。
きっと緊張で筋肉も関節も固まってしまってた。
まぁ。いつか。
小野寺君もこの話を肴にして、酒が飲める日がくるはず。
青山学院大で5区を走った竹石君。
リベンジを果たすために、わざわざ留年して5区を走った。
結果は1時間15分59秒の区間17位。
練習ではその年の区間賞を上回る、1時間11分台を連発していたとか。
これが1発勝負の難しいところだ。
箱根駅伝を見ていて、過去の自分のやらかしを思い出した。
小学校のとき、マラソン大会でトップを独走。
最後にグランドを1周して終わるはずが、そのままゴールテープに向かってしまい3位。
悔しいやら恥ずかしいやら。
高校のとき、競歩の国体予選でトップでゴールしたあと失格。
悔しいどころではない。
駅伝のアンカーで順位を落としたこともある。
足を痛めていたのに、監督には絶好調と伝えたらアンカーに選ばれた。
そのせいで、チームの足を引っ張る結果となってしまった。
社会人になっても私の『やらかし』は続いた。
大事なデータを失くしてしまったり。
取引先の大企業の社長とケンカになったり。
私が言いたのは。
まぁ大概のことは大丈夫ってことだ。
みなさん。
少々のことでくよくよするのはやめよう。
失敗も挫折も、すべて人生に必要だったわけさ。