ご入学

 

41日。

 

 

学童初日。

 

 

新1年生の次女が玄関で

 

 

『お父さんドキドキする〜』

 ドキ(✱°⌂°✱)ドキ

 

 

と言っていた。

 

 

 

 

 

おっかなビックリの学童デビューだ。

 

 

『おはようございます。今日からよろしくおねがいします。』

 

 

と先生への挨拶の練習を入念に行う次女。

 

 

 

 

 

いざ学童に到着して、先生が来ると

 

 

次女『おはようございます・・・』

 

 

で固まってしまった。

 

 

 

 

 

 

きのうまで

 

 

『学校が始まったら、休み時間はお姉ちゃんと一緒に遊びたい。』

 

 

と次女は言っていた。

 

 

たぶん不安だったんだろう。

 

 

 

でも、あっと言う間に友達ができた。

 

 

まずは学童のお友達だ。

 

 

このままいけば、あっと言う間に友達が100人できるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

47日。

 

 

入学式。

 

 

校長先生のご挨拶が素敵だった。

 

 

素晴らしい校長だと、このご挨拶だけで分かった。

 

 

 

 

 

 

 

校長『新1年生の皆さん。皆さんは素晴らしいです。』

 

 

校長『1年生らしく、ちゃんと静かにお話が聞けています。』

 

 

1年生の体から揺れがピタッと止まった。

 

 

 

 

校長『みなさん背筋がぴーんと伸びています。』

 

 

1年生の背筋がぴーんと伸びた。

 

 

 

静かに聞きましょう、ではなく静かに聞けています、と先に褒めてあげるのがミソだ。

 

 

校長の言うとおり、1年生がどんどんお利口になっていく。 

 

 

まるで魔法である。

 

 

 

 

 

校長『挨拶がたくさんできれば、すぐにお友達がたくさんできます。』

 

 

校長『お友達と喧嘩をしていても、次の日の朝におはよう!って挨拶ができれば、すぐに仲直りできます。』

 

 

校長『だから、皆さんは挨拶をたくさんしましょう。』

 

 

新1年生『はーい。ヽ(≧▽≦)ノ"

 

 

 

新1年生が理解できるテンポで、理解できる言葉を使い、子供達が返事をするタイミングも考えてスピーチされていた。

 

 

説明のとき、私はマシンガントークになってしまうので、見習おうと思った。

 

 

 

 

 

入学式の最後は、クラスの保護者委員を5名選出して終わり。

 

 

保護者会の担当の方が

 

 

『誰かやりませんか?』

 

 

『お祭りや運動会の行事などで、少しお手伝いをしていただく簡単なお仕事ですよ。』

 

 

と保護者の周りを歩いていく。

 

 

私と嫁さんは、この時ばかりは下を向き、地面をジッと凝視して気配を消す。

 

 

 

私は土日が仕事なので、そもそも行事に参加できるかどうかも分からないのである。

 

 

 

 

1人委員が決まるたびに拍手があがる。

 

 

私も拍手した。

 

 

クラスを代表して委員をしてくれる保護者には感謝しかない。

 

 

 

 

 

 

 

4月8日。

 

 

初登校である。

 

 

次女『びぇーん。重たいじょ〜。(ノTДT)ノ

 

 

パンパンにはいったランドセルに、水筒・ポシェット・学童のお弁当まで持っている。

 

 

6歳児にはたしかに重すぎる。

 

 

日本の小学生は、昔からこうやって体を鍛えてきたのである。

 

 

修行中の悟空のようである。

 

 

 

 

父『頑張れ。これが小学生ながでっ。』

 

 

早くも小学校の洗礼を受ける次女。

 

 

小学校の出来事を、毎日ニコニコでお話ししてくれるのを楽しみにしていよう。