佐川地質館へ行ってきた。
道中、車のなかで作戦会議を行った。
父『恐竜が襲ってきたら、すぐ逃げるがでっ。』
次女『うんっ。』
長女『違うで。恐竜はもうおらんがで。』
長女『恐竜の骨とかを飾っちゅうがで。』
父『お父さんが子供の頃はまだ恐竜おったけど、もうおらんなったがで。』
長女『違うで。おらんかったで。ばあばが子供の頃はおったけど。』
知ったかぶりでお姉ちゃんらしくしたい長女だが、どこがでほころびがでる。
佐川地質館に到着。
一番驚いたのは値段だ。
値段を調べずに行ったのだが、大人300円、子供100円。
驚きのリーズナブルさだ。
受付の方がいて、奥にも事務員さんがいる。
一体1日何人来ればペイできるのか。
商売人の私は、ついそんな事を考える。
うちの店がその料金設定で、受付と事務員がいたら、1日200人は来ないとお誕生日にケーキも買えないだろう。
まず入口の動くティラノサウルスに度肝を抜かれる。
次女が帰り際に、
『お父さん、あれ本物やないがやって。』
と言っていたから、かなりのクオリティだ。
奥にいくと、化石やマンモスの牙、猿人の頭蓋骨まであった。
なんとかザウルスの大きな全体骨格もあった。
こんなに大きな動物が活動していたのだから、恐竜の時代は今より重力が軽かったかも。
という、都市伝説の話は本当かもしれない。
数億年前に生きていたものが、こんなに目の前にあって、実際に触れるものもあったのは感激だ。
私は悠久のロマンを感じ、思わず目頭が熱くなった。
次女が猿人の頭蓋骨を見て、
これお父さんのお爺ちゃんくらいの昔の人やろ?
と感慨深く見ていた。
もっともっと昔だ。
帰りにお土産を買った。
長女は恐竜のストラップ(300円)
次女はピンクの水晶(200円)
お土産もリーズナブルだった。