世の中には
『栄養はしっかり摂った方がいい。』
と考える人もいれば、
『食べ過ぎは良くない。』
と考える人もいる。
このように、人にはそれぞれ思い込みがある。
人生でうまくいく人と、いかない人。
その運命の分かれ道は、たった一つの思い込みがあるかないかだという。
その思い込みとは・・・
『生まれ持った才能・知能・性格は、一生変わらない』
と思っているか。
『生まれ持った才能・知能・性格は、いくらでも変えられる』
と思っているか。
その違いだという。
人の能力や性格はいくらでも変えられる、人は成長すると思っている人は成長思考。
もちろん、成長思考の人が人生でうまくいく人。
逆に人の能力は変わらない、性格は一生もの、と考える人は固定思考。
こういう人はなかなか大変なんだと。
ある本にそう書いてあった。
固定思考の人は・・・
能力のある人はある、ない人はない。と思う。
カメに生まれた人は一生カメのまま。
ウサギにはなれない。
成長思考の人は・・・
カメに生まれても努力次第でウサギにもチーターにもなれる。
と考え、楽しく努力できる。
成長思考の人は、ミスをして上司に叱られたとき。
『よし、じゃあミスを訂正して提出しよう。』
『次は同じミスはしないように気をつけよう。』
と考える。
固定思考の人が、ミスをして上司に叱られたら・・・
『もうダメだ。自分には才能がない。』
とミス自体ではなく、人格や能力を否定されたと感じる。
固定思考の人ほど、劣等感を感じやすく鬱になりやすいのだとか。
固定思考の2人が夫婦になると、
性格は一生モノと思っているので、結婚も相性が良ければずっとうまくいく。
と思ってしまう。
でも、二人の相性が全てピッタリなんてあり得ない。
だから、トラブルが起きた時に、上手くいかないのは相手に性格的欠点があるからだと考えてしまう。
だから、良好な関係が長続きしない。
成長思考の夫婦は、トラブルの度に改善を繰り返す。
だから、良い関係を築ける。
では固定思考から成長思考に切り替えるにはどうすればよいか?
それは、
『人間はいくらでも変わることができる。』
という事実を知ることだという。
私の考えでは、自分で経験するのが一番効果的だと思う。
私は高校生のときに生まれ変わった。
高校生のときに成長思考を学んだからだ。
小学・中学のときは、地を這うような成績だった。
高校からガリ弁して、模試で上位をとるようになった。
高校の陸上部で、1年のときは70人中70位だった。
それから死に物狂いで練習して、3年のときはメチャクチャ速くなった。
『元々勉強ができた』
『1年から速かった』
とかだったら、才能のおかげだったと思うかもしれない。
それなら、何かを始めてうまくいかなかった時、才能がなかったと思って諦めてしまうだろう。
最初からうまくいかなかったのは、成長思考を学ぶためで、とても意味があったのだ。
私はとても不器用で、人より習得に時間がかかる。
でも、ちゃんとできるようになる。
そう自分の脳に刻まれている。
さてさて現在。
不器用すぎて、まだ上手くできないカイロプラクティックの矯正がある。
7年練習して、まだできないから驚きだ。
大丈夫。
才能がないんじゃない。
人より習得が遅いだけだ。
そう思える。
成長思考のおかげで、まだ諦めずにできている。