車酔い

小学5年の長女が12日の合宿に行った。

 

 

みんなでキャンプファイヤーやらなんやら楽しみである。

 

 

一つだけ心配があった。

 

 

車酔いである。

 

 

長女は私の子供の頃に似て、よく車酔いをする。

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

私が小学生の頃。

 

 

家族でよく田舎の婆ちゃん家に行った。

 

 

婆ちゃん家はど田舎で、車で2時間かかる。

 

 

 

 

道中2時間かかるのに、私は親父の車に乗った瞬間から吐きそうになっていた。

 

 

昔のワゴン車のオイルの匂いと、タバコの匂いである。

 

 

乗った瞬間から酸っぱい胃酸が喉まできて、待機している。

 

 

あとは道中で車酔いになるのみだ。

 

 

その時、おかんは酔い止めの薬ではなく、違う方法で酔いをさまそうとする。

 

 

 

 

おかんは私の手のひらに1円玉4つを握らせ、呪文を唱える。

 

 

おかん『ほら、44円よえんよえん、酔えん酔えん。・・・』

 

 

おかん『ほら、酔わんろ?』

 

 

私『ゲボ〇〇〇〇〇ゲボ〜』

Σ(´*ω*)、;'.・オェェ!! 

 

 

 

 

 

4円のおまじないは効いた試しがない。

 

 

私がまじないやら占いを一切信じないのは、この体験からきているのかもしれない。

 

 

4円を握っていれば、車に酔えんって。

 

 

ひどい話だ。

 

 

この話を長女にすると、いつも鉄板で大爆笑してくれる。

 

 

 

 

 

 

私が小学6年の時に修学旅行があった。

 

 

もちろん酔い止めは持っていない。

 

 

世の中にそんなものがあるとは知らなかった。

 

 

 

 

私は坂本家で代々伝わる方法で車酔いをしのごうとした。

 

 

もちろん、バスのなかで4円を力一杯握りしめていた。

 

 

私はやはり(ビニール袋に)リバースしてしまった。

 

 

なんたる失態。

 

 

 

 

クラスの女子は全員私が好きだった(はず)なのに。

 

 

なんたる失態。 |||||||||||||(_ _||)ブルー||||||||||||||

 

 

 

あんな惨めな思いを、自分の子供にさせたくはない。

 

 

 

 

 

 

長女に作戦Zを言い渡した。

 

 

①バスに乗る前に、ドリンクの酔い止めを飲む。

 

 

②それでもヤバくなったら、酔い止めの飴を舐める。

 

 

鉄壁の布陣で長女を見送った。

 

 

長女の運命やいかに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日。

 

 

長女は元気に帰ってきた。

 

 

『楽しかったよ。ヽ( ´¬`)ノ ワ~イ

 

 

他のクラスとも交流があって、お友達が増えたそうだ。

 

 

私の杞憂に終わってよかった。

 

 

備えあればなんとやら。