秋になり、涼しくなってきた頃。
毎日毎日、姉妹がおもちゃの木琴を取り合った。
二人とも音楽会で大好きな木琴に立候補し、見事二人とも当選するという快挙を果たしたのだ。
それからというもの、私のケータイのYouTubeで演奏を聞きながら、順番に木琴で練習をした。
ときには木琴の順番を取り合いして、ケンカになった。
本当に、空いた時間はずっと練習していた。
私は小学校のとき、楽器は全く弾けなかった。
楽譜が読めないので、リコーダーも吹けない。
だから、アコーディオンに志願した。
結局、楽譜も読めないし、家で練習もしなかったので全く弾けない。
音楽会の当日も、とにかくアコーディオンの蛇腹と指を動かして、なんとか弾いているフリをしてしのいだ。
その話をしてたら、嫁さんと姉妹がドン引きしていた。
(°Д°; (°m°;) (゚ロ゚;
なんで女子はこんなに楽器が上手いのか?
不思議だったけど、娘が出来て分かった。
みんな家で必死に練習していたのだ。
音楽会当日。
よい席をとって、ビデオの三脚を立ててスタンバイ完了。
小2の次女が入場。
そこでハプニングが。
我々がスタンバイしたポジションでは、人に被って全く次女が見えない。(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)
慌てて一番後ろにまわって、立って撮影した。
みんな緊張して入場するなか、次女だけはニコニコして入場してきた。
みんなが指揮者を見るなか、次女だけがうちカメラ目線でニコニコしていた。(*´∨`*)
ナイスカメラ目線。
さすがは心得ている。
しかし、演奏がはじまると・・・
鮮やかな木琴を披露してくれた。
さすがはアイドル志望。
練習の成果を存分にだしてくれた。
バッチリと木琴の大役を果たした。
次は小5の長女。
今度こそバッチリと撮影や。
と思っていたら、長女は木琴の2列目で、前にいる子と被っていた。
少し移動して、なんとかギリギリ映る場所を確保。
やれやれ。┓( ̄∇ ̄;)┏
と思ったら、演奏が始まって2秒で長女がビデオの視界から消えた。
木琴を見たことがない人のために説明すると・・・
木琴とは、演奏中に体を左右に移動しながら演奏する楽器である。
前の子の位置が少しでも移動したら、全く長女はビデオに映らない。
演奏中にそそくさと移動して、なんとか長女が映るポジションをゲットした。
やれやれ。ヤレヤレ ┐(´ー`)┌ マイッタネ
さすがは元歌手志望。
バッチリと木琴の大役を果たした。
二人とも、私の100倍は音楽会の練習を頑張った。
二人とも、私の100倍は充実感があったに違いない。