カイロプラクティックの世界で、日本のトップだと言われる先生のところで何年か通って勉強した。
それとは別に、頭蓋骨の施術法で、世界的な医療学会から表彰された先生のところにも勉強に行った。
二人とも東京の先生で、ゴッドハンドと言われている。
二人とも、もう70代の大先生である。
もうお金も権威も手にした先生方が、まだ毎日膨大な数の施術をこなし、休日はセミナーや研究に費やす。
どこからそのモチベーションが湧くのだろう?
イチローみたいな人達だと言えば想像がつくだろうか?
ストイックで、天才肌で、地道な努力をコツコツできる人達である。
私も20年前、この治療院業界に飛び込んだ時、
『俺は日本一の治療家になる。』
と決めていた。
しかし、巨匠二人に出会って、その山の頂きがいかに高いか。
肌で感じてしまった。
『俺は世界一の野球選手になる。』
と思っている人は、よく注意して考えてほしい。
それは、イチローよりもひたすら毎日努力するということである。
なかなか大変である。
巨匠二人をみて、ゴッドハンドになるために、
『あんな風に全てを犠牲にして仕事に捧げられるか。』
うーん。
そんな甲斐性はない。
私は子供たちと遊んだり、ボーッとする時間もほしい。
でもゴットハンドになりたい。
でもたまにはボーっとしたい。
でもゴッドハンドになりたい。
でも夜は早く寝たい。
でもゴッドハンドになりたい。
でもたまには映画くらい見たい。
ゴッドハンドになりたい。
という気持ちと
そこまで無理しなくていいんじゃないか?
という気持ちとが、いつも隣り合わせにある。
きのうは夜中に勉強しようと思っていたのに・・・
神のイタズラなのか、なぜかいつの間にか、夜中に脱衣所の換気扇の掃除をしてしまっていた。
換気扇はピカピカになった。イエィ(★´3`)v
なぜこんなにも集中力がないのか。
ハァ━(-д-;)━ァ...
ゴッドハンドへの道は高く険しい。