今年のお正月は、巣籠りの正月となった。
家で家族4人で遊ぶために、『ブロックス』というパズルゲームを買っておいた。
4人でそれぞれ、赤・青・黄色・緑に分かれる。
盤上で4隅に分かれる。
それぞれの色のブロックを、自軍から置いていく。
ブロックはテトリスのように様々な形がある。
ブロックの形を工夫して置いていき、相手の陣地に侵入したり、相手の侵入をブロックしたり・・・
とにかく、わちゃわちゃブロックを置いていくのがブロックスだ。
そして、盤上で一番ブロックを置けた人の勝ち。
積み木のブロックと、相手の侵入をブロックする。
という2つの意味があるのでは。。。
と嫁さんが推測したが、とてもよく出来たゲームだ。
シンプルなゲームだが、奥が深い。
最初に4人でやった時は、なんと小2の次女が優勝した。
将棋やオセロは、本気でやると大人が勝ってしまうし。
トランプや人生ゲームは、運の要素が大き過ぎる。
ブロックスは、かなり頭を使うゲームだが、小学生でも大人に勝てる。
そこが、このゲームの面白さだ。
家族4人で幾度も対戦したが、勝率はたぶん4人とも同じくらいだった。
その後、スーパーへ買い物に。
家族4人で、おみくじの代わりにガチャガチャをやった。
姉妹はプリキュアのガチャガチャ。
嫁さんはなにかのポーチをガチャガチャ。
私は明治のお菓子のポーチにトライ。
『竹の子の里』のポーチが欲しかったが、『アポロチョコレート』のポーチが当たった。
なかなかしっかりした作りだったので、嫁さんにプレゼントした。
4人ともまぁまぁのやつが当たった。
今年はまぁまぁの年になりそうだ。
次の日も、またブロックスをやった。
我が家は、ブロックスの無限ループにハマってしまった。
ブロックスをしながら、箱根駅伝を見た。
9区から10区のタスキ渡し。
ほんの数十メートル。
目の前で間に合わず、繰り上げスタートとなった専修大学。
目の前で10区の選手が、主催者の用意した別のタスキを肩にかけて行ってしまった。
その光景を見ながら、残りの数十メートルを走った専修大の9区の選手。
彼の絶望的かつ、口惜しそうな表情が頭から離れない。
ゴールした後、彼は万策尽きたように、泣いて天を仰いだ。
『なんで泣きゆうが?』
と娘に聞かれたけど、答えられない。
いま声をだすと、感極まってしまいそうだったから。
少し間をおいて、
『決められた時間に間に合わんかったがよ。』
とだけ言っておいた。
私は優勝争いよりも、シード争いや、下位チームのタスキが間に合うかどうかを見てしまう。
B戦と呼ばれる、高校野球でレギュラーになれなかった3年生達の引退試合とか見て泣けてくる。
華やかな闘いよりも、(言葉は悪いが)底辺で踏ん張る人たちを見ている方が、自分と重なるのである。
いかんいかん。
ブロックスに集中しなければ。
また負けてしまう。