触診の強化

2023年度の目標。

 

 

それは『触診の精度をあげる。』

 

 

これに限る。

 

 

 

他のことは全部達成できなくてもいいから、これだけは絶対に達成する。

 

 

それくらい強く思う課題である。

 

 

 

 

 

 

触診は、個人の主観がはいるから精度が低い。

 

 

それよりもパターン分析の方が精度が高い。

 

 

というデータがカイロプラクティックにはある。

 

 

 

 

 

 

アメリカのカイロプラクティック大学で、ある実験が行われた。

 

 

優秀なカイロプラクターを10人ほど集めて、20人のモニターをそれぞれ触診してみたのだ。

 

 

すると、全員違う結果がでたらしい。

 

 

本来であれば、モニターAさんの体の歪みは、誰が触診しても同じ結果がでるはずである。

 

 

それが、優秀な人がこぞってAさんを触診してみたら、それぞれ違う結果がでてしまったのだ。

 

 

 

 

 

だから触診ではなく、やっぱりパターン分析の方が精度が高い。

 

 

と思って、私はたくさんパターン分析や症状分析を覚えてきた。

 

 

 

 

パターン分析とは、この動きででここが痛ければ、ここがおかしいはず。

 

 

といった具合に、症状から逆算して矯正する場所を特定する方法である。

 

 

それこそ血まなこになって、古今東西のセミナーDVDを買い漁っていろんなパターンを覚えた。

 

 

 

 

でも、大先生と呼ばれる人たちは、やはりみんな触診の技術が高い。

 

 

 

 

 

 

 

 

頭蓋骨のセミナーDVDを見ているときに、驚愕であった。

 

 

膝が痛くてしゃがめない男性がいて、講師のK先生が足の関節を触って

 

 

『この第一楔状骨が内側に動いてないですね。』

 

 

頭蓋骨のなかから、第一楔状骨の反射ポイントを触って、数秒後、

 

 

『もう一度しゃがんでみましょうか?』

 

 

男性『もう痛くないですね。』

 

 

すげー。すげげー。ォオ~!!(゚Д゚ノ)ノ

 

 

たった数秒で、しゃがめるようになった。

 

 

しかも、ひざではなく、一瞬で足関節から原因を探し当てたのだ。

 

 

 

 

 

 

これはぜひ習得したい。

 

 

と興奮した。

 

 

 

 

 

 

 

それから1年ほど経った現在。

 

 

私も頭蓋骨の反射ポイントを習得した。

 

 

しかし、まだDVDでみたマジックのような施術はできない。

 

 

 

 

 

 

その理由は分かっている。

 

 

K先生は、頭蓋骨の反射ポイントを知っているから凄いのではない。

 

 

触診の技術がすごいのだ。

 

 

足関節を触診して、どこの部位に問題があるか、一瞬で正確に解るから凄いのだ。

 

 

 

 

 

 

 

現在の私の場合は

 

 

『ここかな?』とか『この辺りだな。』

 

 

という憶測のレベル。

 

 

 

 

 

K先生は

 

 

『ここだな』

 

 

と断定のレベル。

 

 

 

この差は大きい。

 

 

 

 

 

 

1年で頭蓋骨の反射ポイントは覚えた。

 

 

この1年で、触診の精度をK先生くらいあげれば、私もK先生のようにマジックのような施術ができる。

 

 

できるんじゃないかな。

 

 

いや。できるはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

鬼滅の刃で、戦士たちが覚醒して全集中したときに

 

 

『敵の皮膚がすけて、筋肉が見える。』

 

 

という描写があった。

 

 

筋肉の動きが見えるから、相手の動きを予測して、攻撃をかわせるようになり勝利したのである。

 

 

 

 

 

私も本気をだしたら、お客さんの皮膚が透けて、筋肉の動きや骨格の歪みが手に取るように分かるくらいになりたい。

 

 

超一流の先生は、冗談なしにそれくらいの能力があるように思える。

 

 

 

今年はその世界に一歩近づきたい。