私がYouTubeでよく見る動画のなかに、飲食店の動画がある。
若い店主がラーメン屋とか居酒屋を始めて、悪戦苦闘する動画。
これをみるとハングリー精神が刺激されるのか、なんだかやる気が湧いてくる。
それとは逆に、超繁盛店の猛烈に忙しい厨房の仕事ぶりを見ても、なんだかやる気が湧いてくる。
今回はその超繁盛店の一つが、私の心を打ったのでご紹介する運びとなった。
ある繁盛店とは、大阪の鉄板焼き屋『ニューハマヤ』である。
最初に動画をみたときは衝撃であった。
鉄板にこれでもかというくらい豚肉を敷き詰めて、炒めていく。
冗談ぬきで100人前くらい一気に炒める。
卵も一気に30個くらい割って、鉄板でスクランブルエッグを一気に焼いていく。
もしかしかたら、手を抜いているように見えるかもしれないが、それは違う。
スーパーテクニックで、美味しい鉄板焼きを高速で作っているのだ。
料理人によっては、同じ鉄板料理を1人前ずつ作って提供する人もいるだろう。
このニューハマヤも、最初は1食1食作っていたかもしれない。
それが少しずつ繁盛してきて、5食分10食分一気に作る事となり・・・
いつの日か100食分を一気に作るスタイルになったんだろう。
と私は考察する。
もちろん100食一気に作っても、行列ができる味が出せるのが素晴らしい。
100食作ったら、100食完売するのが当たり前のお店なのだ。
もしこの店主が、20人分を一気につくるのが限界だと思ってしまっていたら。
それでも十分凄いけど、超繁盛店ではなく、ただの繁盛店で終わっていただろう。
これ以上は無理だろうという固定観念が、その人の限界をつくる。
丁寧に手間暇かけて作るが悪いわけではないけど。
究極まで余計な工程を省いて、素早く料理を作る姿は美しい。
カイロプラクティックで
『1日10人施術して、予約が2ヶ月待ち』
という人よりも
『1日で100人施術こなしている人』
の方が圧倒的に凄い。
1日に100人も施術できるまで技術を高めて、
それを支持している人が、毎日100人押し寄せる。
これが私の目指す究極のスタイルだ。
こんな妄想をしながら、毎晩勉強しているのである。