長女が修学旅行に行ってきた。
私は小学校の修学旅行で、車酔いの末バスで嘔吐してしまったという黒歴史がある。
私に似て車酔いのある長女が、酔わずに無事に帰ってきて一安心だ。
行き先は広島。
広島の公園に鹿がいたそうだ。
長女『おとーさん、鹿のフンはなにになるか知っちゅう?』
長女『ヒントはカタカナ4文字。飲み物でッ』
父『うーむ。ココア?あ、違う3文字や。』
父『サイダー?分かった。コーヒーや。』
父『ジャコウネコのフンでできたコーヒーがある。と聞いたことがある。』
長女『ブー。答えはタピオカでッ。』
父『鹿のフンがタピオカになるが?誰に聞いた?』
長女『ガイドさんが言いよったでッ。』
そこは、ガイドさん渾身のギャグだったのじゃないのか。
笑いどころを『フーン。』と納得されたら、もはや後には引けない。
父『そーか。タピオカは鹿のフンやったか。知らなんだ。ガイドさんが言うなら間違いない。勉強になったネ。』
長女『うん。』
兎にも角にも、長女は修学旅行をエンジョイしてきたようだ。
広島のお好み焼きを食べて、原爆ドーム行って、夜は部屋のみんなでトランプをしたそうだ。
最終日のレオマワールドでは、ジェットコースターに乗り、お小遣いでクレープを食べた。
普段はクレープなんて買ってあげないから、さぞ美味しかっただろう。
お小遣いを余すことなく使い、数千円持って行って70円だけ残ったそうだ。
自分と妹と嫁さんには、お土産に名前入りのお揃いのキーホルダーを買った。
私へのお土産はキーホルダーではなく、もみじ饅頭だった。
『お土産は不要だから、自分の好きなものを買いなさい。』
と長女には言っていたけど。
誰かへのお土産を選ぶのも、楽しかったそうだ。
良い子に育った。