長女にとって、小学校生活でラストの大舞台となる音楽会。
インフルエンザが奇跡的にギュッギュッと治まり、音楽会が開催となった。
小学校に到着すると、長女が受付係をしていた。
プラカードを持ったり、なにやらパソコンでカタカタやってたり。
ショールームで働くオフィスレディーのようだ。
長女は成長した。
立派になった。
ウチの娘は、2人とも保育園の頃から音楽会への情熱は強かった。
長女に至っては、中学生になったら吹奏楽部に入りたいらしい。
ホルンがやりたいのだとか。
父『俺の子なんだから、陸上部にはいれば良ろしい。』
父『絶対早くなるからっ。』
という言葉をグッと飲み込み、
父『そっか。そっかぁ。』
父『吹奏楽部かぁ。頑張りんご。』
と言っておいた。
自主性を重んじる。
という我が家の方針に従った。
陸上部にはいると活躍するかもしれない。
でも吹奏楽部ではもっと活躍するかもしれない。
さぁ。音楽の時間。
小3の次女は、相変わらずニコニコして歌っていた。
さて長女の出番。
長女の楽器は鉄琴。
思い返せば、保育園の音楽会で
『木琴に選ばれたよっ』
ってニコニコ帰ってきた。
それが、一週間後に
『木琴は別の子になった。』
と背中を丸めて帰ってきた。
きっと木琴が上手にできなかったから、外されたんだろう。
でも不貞腐れることなく、鍵盤ハーモニカを一生懸命に練習していた。
この出来事こそ、長女がいまの長女に成長した礎(いしずえ)である。
思い返せば、長女は小学校の音楽会で、ほとんど木琴か鉄琴を選んできた。
毎回家で練習して、木琴の選考会を勝ち抜いてきた。
そんな長女の小学校集大成となる演目は、パイレーツオブ カリビアン。
演奏が終わり、感想を一言でいうなら凄かった。
パイレーツオブ カリビアンの音楽が一気に好きになった。
6年生の演奏も素晴らしかった。
前半の静かな海から、クライマックスの荒々しい海が見事に表現できていた。
なにより小太鼓が凄かった。
おらビックラこいた。
安定したリズムと、激しいクライマックス。
この演奏の高揚感を、小太鼓がリードしていた。
長女も見事に大役を果たした。
演奏後にはアンコールまででた。
うーん凄い。
いいじゃん。吹奏楽部。
人間は、やっぱり自分が好きなことをやっている時が一番輝いてるよ。