2月はセミナー三昧である。
新しい技術を勉強して、練習する。
練習するけど、なかなか上手くいかない。
どこまでも不器用な私。
それは練習量でカバーするしかない。
ある日の夜中。
長女がトイレに起きてきて、リビングで私が勉強していたのビックリしていた。
長女は小学6年で受験生。
『おとーさん、昨日は何時まで勉強した?』
とよく聞いてくる。
どうやら私は長女にプレッシャーをかけているようだ。
いよいよ大阪セミナー当日。
いつもの会場に到着した。
その日はベーシック(基本)セミナー認定技術試験。
結果は・・・
他は無事にパスしたけど、頭蓋骨の調整だけは×の判定であった。
うーむ。
今回はすべてパスする予定だったのだが。
前回も上手く出来ていなくて、修正ポイントを教えてもらって、毎日せっせと練習して・・・。
やはり、まだ今回も出来ていない。
業界用語で言うとこの、
『出来ているつもりだった。』
というやつだ。
しかし、前回よりは手応えはあった。
もう少しだ。
初めて大阪のセミナーに来た時は、チンプンカンプンだった。
漢字で書くと珍紛漢紛と書くらしい。
理論も技術も、サッパリ意味が分からなかった。
それから1年間。
何回かセミナーに言って、打ちのめされて、練習してそれを繰り返す。
セミナーに行くと、初めて来た人もいるし、もう何度も来ている人もいる。
何回かセミナーに行くうちに、同期の数が減っていく。
出来ている人ほど、不思議と何度もセミナーに来てさらに腕を磨く。
出来ていない人ほど、挫折して来なくなる。
挫折して来なくなる人の気持ちもわかる。
私にはライバルがいない。
決して私が無双しているわけではない。
いつの頃からか、人と自分を比べなくなったからだ。
同期で私よりずっと上達している人もいる。
でも彼は彼。
私は私。
人より上か下かよりも、自分が出来るようになることが重要だ。
カメさんのように、時間をかけてでもゴールする。
今までずっとそうだった。
人より早く上達したことはなかった。
このままずっと上達しないのではないか。
ふと、心が折れそうになる時もある。
また来週大阪セミナーだ。
今回はマスター(上級)セミナー。
この一週間は血まなこで練習しまくるしかない。
受験が目前に迫った長女は、私以上に血まなこで勉強している。
『心が折れている暇なんてないでしょ?おとーさん。』
そうやって、無言の背中で私にプレッシャーをかけてくる。
私のライバルは長女だった。