親子バドミントン①

次女が小学4年になって、

 

『バドミントンを習いたい。』

 

と言いだした。

 

 

バドミントンクラブを探してみると、うちの小学校にはなくて、となりの校区の小学校にはあった。

 

 

 

 

さいわい、練習日が水曜と土曜。

 

 

さっそく申し込んだ。

 

 

こういう時、私は行動が速い。

 

 

 

 

 

 

 

まずは、私がお休みの水曜だけ一緒に行くように決めた。

 

 

土曜は私が仕事なので、次女が自転車で一人で行けるようになったら参加する予定だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バドミントンクラブにはいって2ヶ月。 

 

 

先日、バドミントンの監督から

 

 

『7月15日の親子バドミントン大会に出てみませんか?』

 

 

というお声を頂いた。

 

 

 

 

私は土日が仕事か勉強会。

 

 

祝日なら参加できる。

 

 

というか、この機会を逃したら、もう一緒に参加どころか次女単独の試合すら観に行けるチャンスは少ない。

 

 

 

私は参加の意を表明した。

 

 

 

 

 

 

 

カイロプラクティックと陸上競技、そしてバドミントン。

 

 

大谷君もびっくりの3刀流である。

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日。

 

 

監督からLINEがきていた。

 

 

『親子バドミントンの件ですが、実は負けたチームの保護者が、次の試合の審判をしなければいけなくなりました。』

 

 

『さらに点数のコールをしたり、スコアシートを書かなくてはいけません。』

 

 

『坂本さんは経験者ではなく、さすがに荷が重いので、娘さんは他の保護者かコーチとペアを組むということでいかがでしょうか?』

 

 

なるほろ~

 

 

 

 

ここで分かったことは、やはり小学校からバドミントンを子供に習わすという時点で、その親もバドミントン経験者が多いということだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次女に聞いてみた。

 

父『コーチか他のお父さんお母さんと、ペアを組むがやって。』

 

 

次女『ええぇ~。じゃあ出たくない。』

 

 

次女は断固として、私以外とは組みたくないと。

 

 

それなら出場しないと言う。

 

 

 

 

 

 

ウーム。・・・(ーー;)

 

 

ぐぬぬ・・・(ーー;)

 

 

 

 

 

 

 

私は監督にLINEを送った。

 

 

私『私が当日までに、審判とかスコアシートを覚えるので、なんとか私と娘のペアではダメでしょうか?』

 

 

監督『分かりました。コーチと話し合った結果、それならOKです。』

 

 

 

 

 

素晴らしい。

 

 

なんと男気のある、素晴らしい父親だろう。

 

 

私は涙がでてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の晩、Youtubeで

 

 

『バドミントンダブルスの審判、スコアシート記入法』

 

 

という動画をみた。

 

 

 

 

 

なんじゃこりゃ。

 

 

さっぱり分からん。

 

 

 

試合の開始に審判が

 

『オンマイ ライト CさんDさん(所属)』」

 

『オンマイ レフト AさんBさん(所属)』

 

『Cさん トゥー サーブ トゥーAさん ラブ オール プレイ』

 

と宣言する。

 

 

 

 

 

 

偶数の得点だと、コートの右側から対角線側に打つ。

 

 

得点したら左右のプレイヤーが入れ替わり、左のコートから対角線側にサーブを打つ。。。

 

 

20点になるとストップウォッチを持って、21点がはいった瞬間にストップウォッチを押す。

 

 

『ファーストゲーム ワンバイ AさんBさん 21ー14(トゥエンティワン フォーティーン』

 

 

と審判が叫ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

なぬー。

 

 

そもそも私は英語で20まで数えられない。

 

 

ここから覚えんといかんやないか。

 

 

 

 

 

 

小学生の大会やから、日本語呼びじじゃないかなぁ。

 

 

審判に、スコア記入、そしてラインズマン(アウトかセーフかを見る)までしなけりゃならない。

 

 

大谷君もビックリの6刀流である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次女にもルールを教えた。

 

 

ノートに線を引いて、ブロックの人形を4つ置いて、説明をした

 

 

『次女がこの人魚で、おとーさんが赤の帽子、相手がリスとパンダながで。』

 

 

『人魚がサーブのときは、2点とか4点のときはこっちからで、リスに打つがでっ。』

 

 

『サーブで打っていい範囲はここからここで、次からはどこに打ってもえいがで。』

 

 

『点が決まったら人魚と赤帽子は入れ替わるがでっ。』

 

 

『じゃあ、次は誰がどこからどこへサーブを打つか分かる?』

 

 

次女『・・・(・_・?)

 

 

 

 

 

 

 

 

うーむ。

 

 

 

こうなれば、優勝するきゃない。

 

 

優勝すれば審判しなくて良い。

 

 

 

親子の生き様を見せてやる。