千本引き

今年度、小学校の保護者会の役員となった私。

 

 

カイロプラクティックと陸上、バドミントンに続いて、保護者会を加えた夢の4刀流となった私。

 

 

我々のチームは、小学校のお祭りで、千本引きをする運びとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

千本引きとは、お菓子と玩具のくじ引きである。

 

 

①複数の紐から一つ選び

 

 

②引っ張りる

 

 

③紐に繋がる景品が貰える

 

 

という、ギャンブル性とエンターテイメント性を兼ね備えたお祭りの花形娯楽である。

 

 

明治時代に京都で生まれたのだとか。

 

 

 

 

 

 

お祭りの数日前。

 

 

 

仕事が終わったあと、役員で集まって学校で袋詰めをした。

 

 

大量にお菓子を購入し、袋にいれていく。

 

 

お祭りなのでハズレはなしだが、150個のうち10個、当たりの豪華セットを作った。

 

 

 

しかし、普通のセットと当たりの違いが分かりにくい。

 

 

なんせ、白のビニール袋大と、白のビニール袋小やから当たっても気づかないかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我々はおかしを売っているのではない。

 

 

ワクワク感を売っていくのだ。

 

 

と私はみんなに叫んだ。(心のなかで)

 

 

 

 

 

 

 

スターバックスがスリープレイスというコンセプトを掲げている。

 

 

これは、スタートバックスが

 

 

『我々はコーヒーを売っているのではない。』

 

 

『第3の場所を提供しているのだ。』

 

 

と高らかに宣言している。

 

 

 

 

 

自宅でも職場でもない。

 

 

現代人に必要な、ホッと一息ついたり、勉強や仕事をするための自分だけの第3の場所である。

 

 

 

 

 

 

 

 

坂本カイロも同じ。

 

 

施術を売っているんじゃない。

 

 

健康な未来を売っているんだ。

 

 

そう毎日叫んでいる。(心の中で)

 

 

 

 

 

 

さてさて、そんな事もあって、私が100円ショップで目立つような袋を買ってきた。

 

 

紐を引っ張って当たりがでたときに、

 

 

オオオオォォォ(゚ロ゚*)(゚ロ゚*)(゚ロ゚*)

 

 

という歓声が欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

当初150個の予定だった景品のお菓子セットを、

 

 

『誰かが(私が)200個にしようぜ。』

 

 

と言い出した。

 

 

お菓子を残り50セット分買い足して、袋に詰めた。

 

 

責任はとらんけど、これくら売れるやろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お祭り当日。

 

 

常に長蛇の列。

 

 

列。

 

 

列。

 

 

祭りは17時スタートで19時半まであるのに、18時過ぎに完売した。

 

 

大盛況だった。

 

 

こんな事なら、うちのお店でも客引きで、毎日千本引きをしようかと思った。

 

 

それくらい人が並んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

売り切れたあと、どうして良いか分からずに、スタッフ4人で立ち尽くした。

 

 

その後、ハッと我に帰って、お金を計算して片付けして解散。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保護者会にはいる前は、こんなに保護者が負担になるなら、お祭りなんかしなきゃいいのに。

 

 

と思っていたけど。

 

 

いざ運営側になってやってみると、この祭りの意義が分かった。

 

 

 

 

 

 

 

なんといっても子供たちが楽しそうだ。

 

 

実際に役員をやってみて、たくさんの子供の笑顔をみた。

 

 

うちの中1の長女は、小学校の友達にいっぱい会えたと喜んでいた。

 

 

小4の次女は、ヨーヨーもスーパーボールもゲットしてご満悦だった。

 

 

 

 

 

 

大人が少しだけ頑張れば、この祭りを継続させられる。

 

 

世の中、やってみて分かることがある。

 

 

大変勉強になった。