エビデンス

小学4年の次女が、最近おまじないにハマっている。

 

 

月曜日に、ピンクのシュシュ(ヘアゴム)をつけて行って、

 

 

門の前で相手の事を思いながら、

 

 

シュシュに右手の薬指でタッチすると願いが叶う。

 

 

 

だそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

満月の日に、紙にハートを書いて、

 

 

一晩満月の当たるところにおいて、

 

 

夜中の12時に一番上の引き出しに、

 

 

紙をいれたら恋が実る。

 

 

だそうだ。

 

 

 

 

エビデンス(根拠)があるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

みみずにおしっこをかけたら、股間が腫れてしまう。

 

 

のようなものだろうか。

 

 

これは実は、みみず自体の呪いがあるとかではない。

 

 

 

 

 

みみずがいるような場所で遊んでいると、当然手が汚れている。

 

 

その汚い手で小便をすると、細菌がはいり炎症を起こして腫れやすい。

 

 

だから気をつけなさい。

 

 

という、ある種の警告のような戒めである。

 

 

 

 

 

 

風が吹くと桶屋が儲かる。

 

 

みたいなもんかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある休日。

 

 

疲れ果てて寝ていた私の上に、飛び乗って言った次女の言葉。

 

 

次女『究極の2択ゲーム。』

 

 

次女『イェーイ』

 

 

 

 

 

次女『唇がオレンジになるか緑になるか。』

 

 

次女『どっちがえい?』

 

 

次女『アタシはオレンジ〜。』

 

 

父『ね・・・ねむい。みどり〜。』

 

 

 

 

 

次女『ちゃんと考えた?』

 

 

父『ねむい・・・』

 

 

次女『ちゃんと考えて決めて。』

 

 

 

それは本当に、私の貴重な睡眠を削ってでも決めるべき事案なのか。 

 

 

 

 

 

 

次女『じゃあ1年中ピンクの服か、虹色の服か』

 

 

次女『どっちがえい?』

 

 

父『うーん。眠い。虹色。』

 

 

次女『あたしはピンク~』

 

 

次女『おとーさんはなんで虹色がえいが~?』

 

 

 

 

 

 

うーん。眠い。

 

 

虹色の服なんて着たくない。

 

 

 

 

 

そっか。

 

 

根拠とか意味なんてない。

 

 

次女は右脳だけ使って、感性のみで生きているんだな。

 

 

私も、もっと自由に生きてみよう。

 

 

そう思った。