鷹は長くて70歳まで生きる。
だが40歳の時点で劣化により、羽根もクチバシもボロボロになる。
もちろん、このままでは獲物が獲れない。
ここで2つの選択肢に分かれる。
40歳で朽ち果てるか。
生まれ変わるか。
生まれ変わるには、自らのクチバシで老朽化した羽根を全てむしり取る。
さらにボロボロになったクチバシを、岩で削って折る。
その痛みは壮絶で150日続く。
150日間耐え抜くと、また立派なクチバシと羽根が生えてきて残り30年間生きられる。
という逸話がある。
自己啓発とか成功秘話のジャンルで、たま~に聞くこの鷲のおはなし。
これがファンタジーなのか、例え話なのかは知らない。
でもこの話しが脈々と語り継がれてきているのは、やはりよい教訓だからだろう。
大きな志をもって仕事を始めるのが20歳くらい。
自分の身の丈がわかってしまうお年頃が40歳だ。
40歳で、ガツンともう一回、上を目指せるか。
ここいらが自分のポジションかな、と落ち着くか。
大きな差である。
私はもうすぐ46歳。
今までも頑張ってきたつもりだったけど。
もう一回ギュッと1年くらい死ぬ気で頑張る。
そう思って、毎月東京へ行っている。
この1年間、ボロボロになっても良いからギュッとやる。
そして、40歳の鷲みたいに生まれ変わる。
残りの30年は、楽しく優雅に羽ばたく。
完璧なプランである。