ギックリ腰でお悩みの方
▷症状
急性腰痛。
体を曲げられない。
起き上がれない。
まっすぐ立てない。
臀部や足のしびれ。など。
▷お医者さんでのアプローチ
ブロック注射。
鎮痛剤や湿布の処方。
コルセットの着用。
▷カイロプラクティックでのアプローチ
ドイツではギックリ腰を『魔女の一撃』と呼んでいます。
ギックリは腰の捻挫のような状態で、炎症がひどく起きています。
もし立ち上がれないような状態なら、家でアイシングをしながら安静にしてください。
無理に動くと傷口がひろがり、炎症がよけいにひどくなります。
もしなんとか歩けるなら施術が可能です。
この場合も、炎症を起こしている腰椎は極力触りません。
骨盤の調整や、臀部・太ももの筋肉をゆるめるだけで、ほとんどの方が楽に動けるようになって帰れます。
施術後は3日ほどアイシングをして、炎症をおさめるようにします。
3日ほどして、炎症が治まった頃に腰椎の矯正を行います。
後ろに飛び出している腰椎の椎間板を矯正できれば、回復も早く体を前後に倒しても痛みが大幅に軽減されます。
▷気をつけること
炎症が治まるまで(3日~4日)アイシングを行う。
アイシングの方法は、アイスノンや保冷剤、またはビニール袋に氷をいれて20分ほど患部を冷やす。
40分ほど休憩してまた冷やす。
これを数回繰り返す。
冷湿布より直接アイスノンや氷で冷やす方が、ずっと効果的です。
炎症がぶり返す可能性があるため、長湯は避ける。
寝ちがいでお困りの方
▷症状
首から肩甲骨付近にかけての急性痛。
顔を上下左右に動かすと痛い。
朝ではなく、夕方から痛くなるケースもある。
▷お医者さんでのアプローチ
鎮痛剤や湿布の処方。
場合によってはブロック注射。
ムチ打ちのように首を固定するケースもある。
▷カイロプラクティックでのアプローチ
ギックリ腰と同じで、寝ちがいは首のねんざのような症状です。
この場合もアイシングが有効になります。
頸椎の炎症がひどいようなら、背中や骨盤の矯正をして頸椎の負担をやわらげます。
寝違いを何度も繰り返すなら、椎間板に傷がはいり頸椎ヘルニアとなるケースもあります。
痛みだけとれればOK。ではなく、頸椎のサブラクセーション(神経圧迫・ゆがみ)をしっかり取り除く必要があります。
▷気をつけること
しっかりアイシングをする。
頭痛薬に頼らない。
痛みは身体からのサインです。
そのサインを無視して頭痛薬を飲み続け、適切なケアを怠れば頸椎の変形はどんどん進みます。